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2015年8月情報一覧です。

2015/08/27

「西尾幹二全集」刊行記念 講演会開催〈9/26(土)〉

全22巻の西尾幹二全集も第12回配本の『自由の悲劇』をもって折り返し地点をすぎました。
この度それを記念して、講演会を開催します。



◆講師:西尾幹二
◆演題:「昭和のダイナミズム――歴史の地下水脈を外国にふさがれたままでいいのか ――」
      西尾幹二著『江戸のダイナミズム』を前提に、江戸時代に熟成した日本の言語文化は
      明治・大正期に西洋からの影響で一時的にぐらつき、昭和期に入って反転し、偉大な
      る「昭和のダイナミズム」を形成した。ここでいう昭和は戦前と戦後をひとつながりと見
      る。戦争に向けて昭和文化は高揚し、世界に対し視野を広げ、戦後も二、三十年間は
      その余熱がつづいた。明治維新も敗戦も切れ目とは考えない。歴史は連続している。
      興隆と衰亡の区別があるのみで、歴史は維新や敗戦で中断されて姿を変えたと考える 
      のは間違いである。
◆日時:平成27年9月26日(土)
      14時15分~16時45分(途中で約10分の休憩をはさむ)
      (受付開始13時30分/開場14時)
◆場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷 3階「瑠璃の間」
     〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町4-1
     電話番号03-3268-0111
     ・JR、東京メトロ、都営新宿線の市ヶ谷駅から徒歩3分
◆入場料:1,000円(事前予約は不要です)

※講演終了後、サイン会と講師を囲んでの懇親会を開催します。
 どなたでも御参加頂けます。(事前予約不要、初めての方歓迎)
 懇親会・17時~19時 3階「珊瑚の間」 会費 5,000円



【主催】株式会社 国書刊行会(営業部)
    電話:03-5970-7421(FAX 03-5970-7427)
    E-mail:sales@kokusho.co.jp
【後援】坦々塾  電話 090-2568-3609(FAX 029-24-2402)


是非お誘いあわせの上、お運びください。



9784336053909.jpg「西尾幹二全集」全22巻
 ※現在刊行中
ヨーロッパ留学以来の自分史、知識人との対話・対論、文学評論、そして
ショーペンハウアーを読み解き、教育論を説き、自由や人生の価値を具体
化し、世界や日本の歴史、戦後史観を明らかにする。新しいニーチェ研究
で衝撃のデビューを果たし、戦後日本のあり方を深く、多角的に洞察して
きた「知の巨人」西尾幹二の集大成。

2015/08/26

『映画論叢39』が毎日新聞8/23付で紹介されました。

毎日新聞8/23付で『映画論叢39』が紹介されました。

「現代の映画より、昔の映画に力を入れる。それもマイナーな作品や俳優たち。
  超マニアックな映画誌。」
「映画史に忘れられている会社に光を当てる。筆者の努力に脱帽」


9784336059376.jpg『映画論叢 39』
丹野達弥 編
定価 1,080円(本体価格1,000円)
ユニバーサル創業家に生まれた女優カーラ・レムリの数奇な人生。
カメラマン原一民の見た黒澤明の実験精神。スタアに成り損ねた
性格俳優ウェンデル・コリー。過大評価が始まった中村登への「脚
本家」からの異議申し立て。等々、今号も映画史を書き変える論考
が満載。


映画論叢〈年3回刊行〉
日本映画マニア必携、メジャーの映画言論を挑発する本格映画誌。

2015/08/26

『動きの悪魔』が日本経済新聞8/6付で紹介されました。

日本経済新聞8/6付で『動きの悪魔』が紹介されました。

評者はファンタジー評論家の小谷真理氏。
「多角的な視点から描かれる鉄道幻想は東欧の叙情を伝えロマンティック。」



9784336059291.jpg『動きの悪魔』
ステファン・グラビンスキ/芝田文乃 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
「ポーランドのポー」「ポーランドのラヴクラフト」の異名をとる、ポーランド
随一の恐怖小説作家が描く、幻視と奇想に満ちた鉄道怪談集。鋼鉄の
蒸気機関車が有機的生命を得て疾駆する、本邦初訳14の短篇小説。

2015/08/17

『マルセル・シュオッブ全集』が読売新聞8/16付で紹介されました。

読売新聞8/16付で『マルセル・シュオッブ全集』が紹介されました。

評者はライフネット生命会長兼CEOの出口治明氏。
「優れた人間の紡ぎ出す言葉が、これほどまでに済みきって簡潔で美しいものであることに
  圧倒された。」
「どの作品にもシュオッブの深い学識が奥ゆかしく滲み出ている。」
「この1冊には夭逝した天才の詩魂がぎっしりと詰まっている。座右から離せなくなりそうだ。」


YOMIURI ONLINE 本のよみうり堂
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20150817-OYT8T50081.html



9784336059093.jpg『マルセル・シュオッブ全集』
マルセル・シュオッブ
大濱甫・多田智満子・宮下志朗・千葉文夫・大野多加志・尾方邦雄 訳
定価 16,200円(本体価格15,000円)
「19世紀末のボルヘス」として大きな注目を浴びる、夭折の天才作家の初の全集。
『架空の伝記』『モネルの書』『少年十字軍』『黄金仮面の王』『二重の心』を始め、
評論や単行本未収録短編まで収録。推薦=皆川博子、山尾悠子

2015/08/17

『恋と夏』が毎日新聞8/16付で紹介されました。

毎日新聞8/16付で『恋と夏』が紹介されました。

評者は作家のの江國香織氏。
「優れた映画がみんなそうであるように、どの場面にも、人物以外に風景や色や匂いや音や光や
  影や小道具が、可能な限りたくさん、細心の注意を払って配されているからで、だからゆっくり、
  味わいながら読む必要がある。この、きわめて美しい一冊の醍醐味(だいごみ)は、なんといって
  も、ひたすらなされる細部の描写にある」
「この小説は通り過ぎていくものたちで埋めつくされていると言えるのだが、それを象徴するかの
  ような絵葉書がでてくる。(中略)「神々しい青空です。この街も天国みたい」と書かれている。
 そんな葉書がでてくるくらい、これは馥郁(ふくいく)とした小説なのだ」

毎日新聞オンライン
http://mainichi.jp/shimen/news/20150816ddm015070085000c.html



9784336059154.jpg『恋と夏』(ウィリアム・トレヴァー・コレクション)
ウィリアム・トレヴァー/谷垣暁美 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
孤児の娘エリーは、事故で妻子を失った男の農場で働き始め、恋愛
をひとつも知らないまま彼の妻となる。そして、ある夏、一人の青年と
出会い、恋に落ちる――名匠トレヴァーによる極上のラブ・ストーリー、
最新長篇作登場。


2015/08/11

『動きの悪魔』がサンデー毎日8/23号で紹介されました。

サンデー毎日8/23号で『動きの悪魔』が紹介されました。

評者は翻訳家の古屋美登里氏。
「著者はポーランドのポオ」とも呼ばれていたそうで、文章の華麗さ、錯乱した精神の発露、にじり
  寄る死の気配など、確かに19世紀のポオを髣髴とさせる」
「21世紀に読んでも目眩がするほどの空間移動を味わえる作品です。」


9784336059291.jpg『動きの悪魔』
ステファン・グラビンスキ/芝田文乃 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
「ポーランドのポー」「ポーランドのラヴクラフト」の異名をとる、ポーランド
随一の恐怖小説作家が描く、幻視と奇想に満ちた鉄道怪談集。鋼鉄の
蒸気機関車が有機的生命を得て疾駆する、本邦初訳14の短篇小説。

2015/08/11

『恋と夏』が婦人公論8/25号で紹介されました。

婦人公論8/25号で『恋と夏』が紹介されました。

評者は詩人・エッセイストの白石公子氏。
「これは、愛を知らぬまま結婚した若い人妻のひと夏の恋物語だ。(中略)それぞれの癒されることのない
 心が交錯し、初夏の光と影のなか、町の哀しい歴史までも浮かび上がってくる」
「とても81歳とは思えない瑞々しい筆致が印象的。各章が滋味深い名短篇として読め、トレヴァーを堪能で
  きる美しい物語」


9784336059154.jpg『恋と夏』(ウィリアム・トレヴァー・コレクション)
ウィリアム・トレヴァー/谷垣暁美 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
孤児の娘エリーは、事故で妻子を失った男の農場で働き始め、恋愛
をひとつも知らないまま彼の妻となる。そして、ある夏、一人の青年と
出会い、恋に落ちる――名匠トレヴァーによる極上のラブ・ストーリー、
最新長篇作登場。

2015/08/05

夏季休暇期間中の業務休業のお知らせ

平素は格別のご愛顧をたまわり、厚くお礼申し上げます。

誠に勝手ながら、8月11日(火)から8月16日(日)までの期間中、
夏季休暇期間としてオンラインブックショップ業務をお休みさせて頂きます。
※弊社は、土日と祝日は休業日となっていますが、
   それに合わせ、上記期間が業務休業期間となります。

休業期間中のご注文は可能ですが、
商品の発送やお問い合わせの返答につきましては、
8月17日(月)より、順次対応させていただきます。

夏季休暇期間中、お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、
何卒ご容赦の程お願い申し上げます。

2015/08/03

『野坂昭如リターンズ4』「一九四五・夏・神戸」が朝日新聞8/2付で紹介されました。

朝日新聞8/2付 「思い出す本 忘れない本」のコーナーで
野坂昭如氏がご自身の著作「一九四五・夏・神戸」について紹介されています。
「この年、十五歳になる征夫の、軍事下の日々。神戸の新開住宅地に住む平凡な サラリーマン一家にも、
 重苦しく覆いかぶさってくるのは、空襲のニュース。」
「神戸に激しい空襲があったのが、六月五日。この日、征夫たちが住んでいた地区は消滅。(中略)これが
 一九四五年の少年たちです。」


9784336044549.jpg
『一九四五・夏・神戸』
〈野坂昭如リターンズ 4〉
野坂昭如 著
定価 3,240円(本体価格3,000円)
みずからの体験を基に、空襲によって灰燼に帰するまでの神戸を、
少年の視点から描いた著者の代表的長篇に加筆修正した決定版。
敗戦後の東京を綴ったエッセイ集を併録。



「野坂昭如リターンズ」
「野坂昭如コレクション」につづく、著者の代表的長篇・エッセイを集成した選集。語り=騙りの中に
人間の悲喜こもごもが描き出される、いまこそ正面から読まれるべき早すぎた傑作たち。

「野坂昭如コレクション」
1960~70年代の若者を熱狂させ、三島、澁澤、吉行らに絶讃された初期中短篇から、著者自身
が約60篇を選んだ作品集。人間の生=性と死を捨て身の語りで彫琢した傑作の数々がいま甦る。
全巻解題=大月隆寛

2015/08/03

『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が散歩の達人8月号で紹介されました。

散歩の達人8月号で『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が紹介されました。

「ハモニカ横丁はヤミ市が起源なのだが、発生したそのままの場所で存続している例は珍しいそう。」
「「ハモニカ横丁という路地は(中略)街全体がある一定の水準まで整備が進んでいるからこそ、
異空間性がたかまり、注目されている」とし、吉祥寺という街にあるからこそ人気があると分析する。」


9784336058997.jpg
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』

井上健一郎 著
定価 1,458円(本体価格1,350円)
ヤミ市から横丁へ――。いま吉祥寺の新たなランドマークとして
注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁
の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。

2015/08/03

『動きの悪魔』刊行記念 プレゼントキャンペーン※終了いたしました

『動きの悪魔』刊行記念 プレゼントキャンペーン

『動きの悪魔』の刊行を記念して、訳者・芝田文乃氏特製、鉄道写真ポストカード5枚セットを抽選で
10名の方にプレゼントいたします。ご希望の方は『動きの悪魔』収録作の中から気に入った3作品
を選び、twitterにてハッシュタグ「#動きの悪魔」をつけてツイートしてください。

[キャンペーン応募締め切り]2015年8月31日(月)

 ※当選者には追って当選のご連絡とプレゼント発送に関するご案内をいたします。

皆さま奮ってご応募ください。


※キャンペーンは終了いたしました。
  たくさんのご応募ありがとうございました。



9784336059291.jpg『動きの悪魔』
ステファン・グラビンスキ/芝田文乃 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
「ポーランドのポー」「ポーランドのラヴクラフト」の異名をとる、
ポーランド随一の恐怖小説作家が描く、幻視と奇想に満ちた
鉄道怪談集。鋼鉄の蒸気機関車が有機的生命を得て疾駆
する、本邦初訳14の短篇小説。

2015/08/03

『アラブからこんにちは』の著者ハムダなおこさんが 第3回潮・アジア太平洋ノンフィクション賞を受賞いたしました。

『アラブからこんにちは』の著者ハムダなおこさんが
第3回潮・アジア太平洋ノンフィクション賞を受賞いたしました。

潮・アジア太平洋ノンフィクション賞とは......
徹底した取材に基づくルポルタージュ、ドキュメンタリー、普遍性をもつ体験記・紀行文などを
募り、顕彰する目的で設立。今回の第3回は応募総数71編のなかから、選考委員(梯久美子・
後藤正治・楊逸・吉岡忍 各氏)の慎重な審議により決定されました。


【受賞作】
 ハムダなおこ(日本UAE文化センター代表・エッセイスト)
  「アラブからのメッセージ ─東日本大震災後の日本へUAEが届けた求愛─」

 
   2011年3月に東日本大震災に見舞われた日本。大震災から20日後、アラブ首長国連邦の
   商業都市ドバイで、義援金を集めるための「チャリティ着物ショー」が開催された。中東の国
   で文化の違いや国家の情勢に苦しみながらも、チャリティ開催のために奔走した現地在住
   の日本人女性による渾身の手記。


著者略歴:1989年早稲田大学文学部卒業。1990年、UAE男性と国際結婚し、UAEに移住。
       3男2女をもうける。2008年には日本UAE文化センターを創設。同代表として日本
       文化をUAE社会に、UAE文化を日本社会に伝える活動を続けている。翻訳書に
       『シャヒード100の命』(インパクト出版)、著作に『アラブからこんにちは』(国書刊
       行会)など多数。


選評および作品の一部は月刊『潮』10月号(9月5日発売)に掲載されます。

潮出版社 告知ページ
http://www.usio.co.jp/html/topics/index.php#topic170





9784336056863.jpg『アラブからこんにちは』
ハムダなおこ 著
定価 1,728円(本体価格1,600円)
日本が原油の9割を依存するUAEに嫁いだ日本女性が、20年余の
体験から知られざる湾岸中東生活を語る。想像を超えた気候、迷信、
宗教、人々の考え、生活習慣、女性など、子育てと地域活動から深
く観察するエッセイ。

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