評者はファンタジー評論家の小谷真理氏。
「18世紀、没落しかけた欧州旧家のお嬢様が幼馴染に救われるというロマンスの裏側を描く。
驚天動地の物語とはまさにこういう話のことを指す。」

レオ・ペルッツ/垂野創一郎 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
軍を脱走し北方戦争を戦うスウェーデン王の許へ急ぐ青年貴族と、〈鶏攫い〉の異名
をもつ逃走中の市場泥坊――対照的な二人の人生は不思議な運命によって交錯し、
数奇な物語を紡ぎ始める。波瀾万丈のピカレスク伝奇ロマン。
更新日:2015/07/01
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