2015年7月
2015年7月情報一覧です。
『豊﨑由美アワー 第40回読んでいいとも!ガイブンの輪 アジア編』〈8/19(水)〉
「読んでいいとも!ガイブンの輪」通称「よんとも」は、書評家の豊﨑由美さんが「笑っていいとも!」
のテレフォンショッキング方式でゲストをお招きし、素敵な本屋さんなどを転々として海外文学につ
いて語り合う流浪の番組、ではなくトークショーです。
とびきりのガイブン"目利キスト"である豊﨑さんとゲストの方が、「これはおもしろい!」「いまが旬!」
「読んで損しない!」という一冊をおススメし、魅惑の翻訳小説ワールドへとみなさんをご案内します。
今回は特別編としてアジアの文学を紹介している翻訳家の方たちにお集まりいただき、オススメの
作家や作品をご紹介いただきます。
『豊﨑由美アワー 第40回読んでいいとも!ガイブンの輪 アジア編』
◆出演:豊﨑由美さん(書評家)
ゲスト:天野健太郎さん(台湾文学)
飯塚容さん(中国文学)
三浦順子さん(チベット文学)
吉川凪さん(韓国・朝鮮文学)
◆開催日時:2015年8月19日(水)18:30開場 19:00開演
◆場所:MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
7階喫茶コーナーにて
〒150-8019
東京都渋谷区道玄坂2-24-1東急百貨店本店7F
TEL.03-5456-2111
◆入場料:1000円(ワンドリンク含)
◆定員:40名
◆受付:ご予約が必要です。7Fカウンター、若しくは、お電話にてご予約承ります。
【詳細ページ】
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=9814
【出演者紹介】
豊﨑由美(とよざき・ゆみ)
ライター、書評家。「GINZA」「TVBros.」「共同通信」などで書評を多数掲載。主な著書に『勝てる読
書』(河出書房新社)『ニッポンの書評』(光文社新書)『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌
社)、『石原慎太郎を読んでみた』(栗原裕一郎氏との共著、原書房)、『まるでダメ男じゃん! 「ト
ホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)などがある。
Twitterアカウント名は @toyozakishatyou
天野健太郎(あまの・けんたろう)
1971年、愛知県生まれ。2000年より国立台湾師範大学国語中心などへ留学。帰国後は中国語翻
訳、会議通訳者。聞文堂LLC代表、台湾書籍を日本語で紹介するサイト「もっと台湾(http://www.
motto-taiwan.com Twitterアカウント @taiwan_about )」主宰。訳書に、龍應台『台湾海峡一九四
九』(白水社)、張妙如・徐玫怡『交換日記』(東洋出版)、呉明益『歩道橋の魔術師』(白水社)など。
近刊に龍應台『父を見送る(仮)』(白水社)。
飯塚容(いいづか・ゆとり)
中央大学文学部教授。中国現代文学および演劇の研究と作品翻訳で多くの業績がある。著書に、
『中国の「新劇」と日本』(中央大学出版部)、『規範からの離脱――中国同時代作家たちの探索』
(共著、山川出版社)など。訳書に、余華『活きる』(角川書店)、『血を売る男』『ほんとうの中国の
話をしよう』『死者たちの七日間』(河出書房新社)、高行健『霊山』『ある男の聖書』(集英社)、鉄
凝『大浴女』(中央公論新社)、蘇童『碧奴』(角川書店)、『河・岸』(白水社)などがある。
三浦順子(みうら・じゅんこ)
チベット関連の翻訳家。その昔、インドのダラムサラのチベット難民世界に四年ほど暮らしていた。
訳書に、イザベル・ヒルトン『高僧の生まれ変わり・チベットの少年』 (世界文化社)、『ダライ・ラマ
宗教を語る』(春秋社)、『ダライ・ラマ 宗教を越えて』(サンガ)、トンドゥプジャ『チベット現代文学の
曙 ここにも激しく躍動する生きた心臓がある』 (共訳、勉誠出版)、タクブンジャ『ハバ犬を育てる話』
(共訳、東京外国語大学出版会)などがある。
吉川凪(よしかわ・なぎ) 翻訳家。
韓国の大学院で韓国近代文学を専攻。著書に『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶(チョン・ジヨン)』
(土曜美術出版販売)、『京城のダダ、東京のダダ──高漢容[コ・ハニョン]と仲間たち』(平凡社)、
訳書に、カン・ヨンスク『リナ』(現代企画室)、『申庚林[シン・ギョンニム]詩選集 ラクダに乗って』
(クオン)、パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』(クオン)、谷川俊太郎・申庚林『酔
うために飲むのではないからマッコリはゆっくりと味わう』(クオン)、チョン・セラン『アンダー、サン
ダー、テンダー』(クオン)などがある。
『マルセル・シュオッブ全集』が小説推理9月号で紹介されました。
小説推理9月号で『マルセル・シュオッブ全集』が紹介されました。
評者は文芸評論家でアンソロジストの東雅夫氏。
「幻想文学というジャンルの奥義を窮めようとする総ての読者の机辺に備えられるべき、天来の書」
「私にとっても、シュオッブは、ことのほか思い出深い作家である。(中略)寡黙な澁澤氏が唯一、
大いに熱をこめて語っていらしたのが、シュオッブのことだったからだ。」
「深みのあるトワイライト・ブルーとホワイトで統一された、柳川貴代の手になる装幀は、こよなく船旅
を愛した作家の生涯にいかにも相応しい」
『マルセル・シュオッブ全集』
マルセル・シュオッブ
大濱甫・多田智満子・宮下志朗・千葉文夫・大野多加志・尾方邦雄 訳
定価 16,200円(本体価格15,000円)
「19世紀末のボルヘス」として大きな注目を浴びる、夭折の天才作家の初の全集。
『架空の伝記』『モネルの書』『少年十字軍』『黄金仮面の王』『二重の心』を
始め、評論や単行本未収録短編まで収録。推薦=皆川博子、山尾悠子
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が婦人公論8/11号で紹介されました。
婦人公論8/11号で『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が紹介されました。
評者は編集者で文筆家の仲俣暁生氏。
「「失われた20年」と呼ばれる長い不況のなかで自己形成した若い世代の視点から見た、一種の
「コミュニティ論」だ。(中略)著者が再発見したのは、「横丁」というコミュニティ空間そのもの以上
に、そこでの人々の多様な生き方なのだ。」
「多様な生き方を可能としてきた場所に、画一化が押し寄せているのだ。地方再生やコミュニティ
活性化に関心のあるすべての人に薦めたい好著。」
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』
井上健一郎 著
定価 1,458円(本体価格1,350円)
ヤミ市から横丁へ――。いま吉祥寺の新たなランドマークとして
注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁
の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が新潟日報7/26付で紹介されました。
新潟日報7/26付で『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が紹介されました。
評者は筑波大大学院准教授の五十嵐泰正氏。
「ハモニカ横丁の名物店主たちのライフヒストリーを生き生きと描く視線は社会学者顔負け」
「ハモニカ横丁やその中のモダンな繁盛店の人気の一端を周囲の景観との対比に求め、
多目的に開かれた場としての路地の魅力の核心を、「都市において唯一、利用者に定
義がゆだねられた空白の場所」であるとする喝破は鋭い。」
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』
井上健一郎 著
定価 1,458円(本体価格1,350円)
ヤミ市から横丁へ――。いま吉祥寺の新たなランドマークとして
注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁
の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。
TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」7/26放送に白鳥あかねさんがゲスト出演いたします。
『スクリプターはストリッパーではありません』著者の白鳥あかねさんが、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」
7/26放送にゲスト出演いたします。
午後2時頃から放送予定の「日活ロマンポルノ」特集に、女優の片桐夕子さんとともに登場予定です。
日活ロマンポルノの全盛期を支えたお二人による濃密トークや裏話も!?
是非、お聞き逃しなく!
「爆笑問題の日曜サンデー」公式サイト
http://www.tbsradio.jp/nichiyou/
『スクリプターはストリッパーではありません』
白鳥あかね 著
定価 3,024円(本体価格2,800円)
日活黄金期の〈渡り鳥〉シリーズでは斎藤武市、日活ロマンポルノでは
神代辰巳の女房役として活躍したスクリプター白鳥あかねのインタビュー集。
波瀾万丈の〈スクリプターから見た戦後日本映画史〉。
『マルセル・シュオッブ全集』がミステリマガジン9月号で紹介されました。
ミステリマガジン9月号で『マルセル・シュオッブ全集』が紹介されました。
評者は、翻訳家の風間賢二氏。
「個人的には今年上半期最大のびっくり仰天本だ。」
「江戸川乱歩が大絶賛したという表題作」
「ボルヘスの『汚辱の世界史』にインスピレーションを与えた作品集」
「美味芳醇な酒を味わうようにじっくり精読してこそ、その真価がわかる類の作品ばかりである。」
『マルセル・シュオッブ全集』
マルセル・シュオッブ 著
大濱甫・多田智満子・宮下志朗・千葉文夫・大野多加志・尾方邦雄 訳
定価 16,200円(本体価格15,000円)
「19世紀末のボルヘス」として大きな注目を浴びる、夭折の天才作家の初の全集。
『架空の伝記』『モネルの書』『少年十字軍』『黄金仮面の王』『二重の心』を
始め、評論や単行本未収録短編まで収録。推薦=皆川博子、山尾悠子
『ルビッチ・タッチ』が読書人7/24号で紹介されました。
読書人7/24号「2015年上半期の収穫から」で『ルビッチ・タッチ』が紹介されました。
評者は法哲学者の森村進氏。
「洗練を極めたルビッチの映画の魅力を語る本書を読んだせいで、
私はシネマヴェーラ渋谷のルビッチ特集をほとんどすべて見るはめになった。」
『ルビッチ・タッチ』
ハーマン・G・ワインバーグ/宮本高晴 訳
定価 4,860円(本体価格4,500円)
映画史上最も洗練された映画監督、スクリューボール・コメディの神様、
エルンスト・ルビッチ。その魔術的魅力を解き明かす古典的名著がつい
に邦訳!日本版特別寄稿:山田宏一「永遠のエルンスト・ルビッチ」
『若者の住めない国』が週刊文春7/30号で紹介されました。
週刊文春7/30号で『若者の住めない国』が紹介されました。
評者は東京大学准教授の阿部公彦氏。
「アイルランド問題が何とも痛ましいのは、敵味方があまりに近くにいるからである。(中略)
『若者の住めない国』でも、近くにいる者によって唐突に血が流され、人が傷つく。人々は
いまだに暴力の記憶に取り憑かれているのだ。」
「二〇年代の映像と、五〇年の歳月をへた七〇年代の今ひとつの暴力とが奇しくも重なる
ラストに、読者は思わず息を呑むはずだ。」
『若者の住めない国』
ジュリア・オフェイロン/荒木孝子・高瀬久美子 訳
定価 3,024円(本体価格2,800円)
長いイギリス支配からようやく独立し解放されようとしているアイルランド。
年老いたジュディスは死者の記憶に悩まされる。入り組んだ複雑な歴史の
なか、時間と空間を越え語られるオマリー家とクランシ―家の四世代の物語。
『民俗と仮面の深層へ』がWEB RONZAで紹介されました。
WEB RONZA書評ページ「三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠」で『民俗と仮面の深層へ』が
紹介されました。
評者は編集者の西浩孝氏。
「ひとり民衆のかそけき声に耳をすまそうとする乾武俊の学問は、おのずからそれに反逆し、異なる
学を打ち立てようとせずにはいない。本書は、その乾の鬼気迫る執念がかたちを成したものである。」
「仮面が担うのは、民衆の記憶、民衆のこころそのものである。民俗と仮面の深層には何があるか。
乾武俊なら、そこに民衆の声なき声があるというだろう。民衆のかけがえのない語りを、その「語り口」
をそこなわずに記録にとどめたい、その「生きざま」と「息づかい」、できれば「心臓の鼓動」まで書きと
どめたいと願う乾の、不意打ちのように差し込まれる言葉は、たしかに芸能の秘密に触れえている。」
また、「三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠」で紹介された本は、三省堂書店神保町本店4階で
展示・販売されています。
WEB RONZA
http://webronza.asahi.com/culture/articles/2015070800004.html
『民俗と仮面の深層へ 乾武俊選集』
乾武俊/山本ひろ子・宮嶋隆輔 編
定価 5,832円(本体価格5,400円)
民俗文化の深層に分け入り、芸能の謎を探求しつづける伝説の研究者、
乾武俊。その豊饒な世界の核心をこの一冊に。血の記憶に塗り籠めら
れた仮面と信仰、そして芸能史上最大の謎とされる「黒い翁」。いま
その秘密がひらかれる。
「カイロ三部作」が産経新聞7/20付で紹介されました。
「カイロ三部作」のシェイク・ザイード・ブック・アワード受賞が、産経新聞7/20付で紹介されました。
「アラブで最も権威ある文学賞 日本人が初の受賞」
「国内のアラブ研究家からは「快挙であり、今後のアラブ世界との交流面で大きな意義がある」と
喜びの声が上がっている。」
産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/150720/lif1507200012-n1.html
「カイロ三部作」
ナギーブ・マフフーズ 著/塙治夫 訳
ノーベル文学賞作家ナギーフ・マフフーズの代表作。 舞台は世界遺産に
登録されたカイロ旧市街。 中産階級の商人・アフマドの一家三代の大河
小説。個性的な人間群像と彼らの運命を生き生きと描く。
第2巻『欲望の裏通り』定価 5,184円(本体価格4,800円)
第3巻『夜明け』定価 4,860円(本体価格4,500円)
『マルセル・シュオッブ全集』が朝日新聞7/19付で紹介されました。
朝日新聞7/19付情報フォルダーで『マルセル・シュオッブ全集』が紹介されました。
「世紀末の天才作家の全容」
「ヴァレリーやワイルドと交流、シュールレアリストに影響を与えた。近年、欧州で
再び評価が高まっている。」
『マルセル・シュオッブ全集』
マルセル・シュオッブ 著
大濱甫・多田智満子・宮下志朗・千葉文夫・大野多加志・尾方邦雄 訳
定価 16,200円(本体価格15,000円)
「19世紀末のボルヘス」として大きな注目を浴びる、夭折の天才作家の初の全集。
『架空の伝記』『モネルの書』『少年十字軍』『黄金仮面の王』『二重の心』を
始め、評論や単行本未収録短編まで収録。推薦=皆川博子、山尾悠子
『花嫁人形』が読売新聞7/19付で紹介されました。
読売新聞日曜版7/19付で『花嫁人形』が紹介されました。
著者蕗谷虹児の特集の中で、イラストと詩が引用されています。
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/life/travel/meigen/20150718-OYT8T50010.html
『花嫁人形 蕗谷虹児詩画集』
蕗谷虹児 絵・詩
定価 2,052円(本体価格1,900円)
きんらんどんすの帯しめながら、花嫁御寮はなぜ泣くのだろう......。
数多くの名作を彩る挿画で名高い作者の残した美しい詩画集。日本の
情感とパリの面影を描ききった、挿画60葉と詩40篇を収録。
『朱日記』刊行記念 中川学×東雅夫トークイベント開催
『朱日記』刊行記念を記念して、中川学×東雅夫 トークイベント
「イラストで文学を新しくする~イラストレーターとアンソロジストが語る泉鏡花」 を開催します。
浄土宗西山禅林寺派の僧侶でありながら、イラストレーターとしても活躍されている中川学さん。
中川さんは「独自の物語境を築いた稀有の作家でありながら、その文体の特異性ゆえか、多くの
現代人にとって遠い存在となりつつある彼の作品に生涯に一度は触れて欲しい」という思いから、
泉鏡花作品を独自のイラストで絵本化しており、今までに『龍潭譚』『化鳥』を手がけてきました。
その絵本化第3弾となる『朱日記』は、あやかしが織りなす幻想的な世界と、城下を焼き尽くす炎
をイラストレーションで描き出した意欲作。
今回、その刊行を記念して、中川さん装画のアンソロジー・シリーズも手がけている文芸評論家の
東雅夫さんをお招きしてトークイベントを行います。 『朱日記』制作のお話。文学をイラストレーション
でどう魅力的に表現するか。また、泉鏡花から広がる幻想文学の世界など。『朱日記』と泉鏡花を
起点に、「イラストレーション」、「文学」というお互いの専門的な視点から、縦横無尽にお話しいただ
きます。
◆会場:本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-12-4 2F
◆日時:2015/07/22 (水)
20:00~22:00 (19:30開場)
◆出演:中川学(イラストレーター・僧侶)
東雅夫(アンソロジスト・文芸評論家)
◆入場料:1500yen + 1 drink order
詳細ページ
http://bookandbeer.com/event/20150722_izumikyoka/
チケット予約
https://peatix.com/sales/event/99410/tickets?ticket_263016=
【プロフィール】
中川学 (ナカガワガク)
1966年生まれ 京都在住 浄土宗西山禅林寺派僧侶でイラストレーター。世界二◯カ国以上で
読まれているロンドン発の情報誌『MONOCLE 』や、ドイツの著名美術系出版社『TASCHEN』が
発行する世界のイラストレーター特集に掲載されるなど、世界へと活躍の場を広げている。
主な仕事/万城目学「とっぴんぱらりの風太郎」装画&挿絵(文藝春秋)2013年「別冊文藝
春秋」装画(文藝春秋)2014年2015年、絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」
(汐文社)がamazonなどでベストセラー。近年泉鏡花の絵本化に力を入れており、「繪草子
龍潭譚」(自費出版)、「絵本化鳥」(国書刊行会)は共に2013年アジアデザイン賞受賞。
2015年4月泉鏡花第3弾「朱日記」(国書刊行会)を発表した。http://www.kobouzu.net
東雅夫 (ヒガシマサオ)
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」
編集顧問。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川学芸出版、日本推理作家協会賞受賞)、
『文学の極意は怪談である』(筑摩書房)、編著に中川学装画による『おばけずき 泉鏡
花怪異小品集』『たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集』(共に平凡社ライブラリー)ほか多数。
『朱日記』
泉鏡花 文中川学 画
定価 2,052円(本体価格1,900円)
鏡花の絢爛華麗な幻想美と、ノスタルジー溢れる和ポップ絵が渾然一体
となった文芸絵草紙。朱文字で書かれた日記、少年が握る紅いグミの実、
魔人の羽織る赤合羽、城下を焼きつくす紅蓮の炎。あやかしの色彩が乱
舞する幻想世界。
『恋と夏』が東京新聞7/5付、読書人7/10付で紹介されました。
東京新聞7/5付で〈ウィリアム・トレヴァー・コレクション〉刊行開始として紹介。
「アイルランドの現代史を背景に、島の出来事や人間模様の光と影を味わい深く描く。」
読書人7/10付では、評者は愛媛大学名誉教授・英米文学専攻の木下卓氏。
「アイルランドの歴史や社会の変遷を背景にリアリズムの手法で描き出される土地や場所、
そして人物像は圧倒的な存在感」
「ここで生まれた恋の始まりが同じ町の二人の過去の記憶を強くよみがえらせるという点に
おいては、この物語は共同体の物語と言えるだろう。」
『恋と夏』 〈ウィリアム・トレヴァー・コレクション〉
ウィリアム・トレヴァー/谷垣暁美 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
孤児の娘エリーは、事故で妻子を失った男の農場で働き始め、恋愛をひとつも
知らないまま彼の妻となる。そして、ある夏、一人の青年と出会い、恋に落ちる――
名匠トレヴァーによる極上のラブ・ストーリー、最新長篇作登場。
『スーパーセル』が読書人7/10付で紹介されました。
読書人7/10付で『スーパーセル』が書影とともに紹介されました。
「恐ろしさとは美しさと背中合わせであることを、一見にして知らしめる。」
「息を詰めてその神秘と驚異に圧倒される竜巻の写真集。」
『スーパーセル 恐ろしくも美しい竜巻の驚異』
マイク・ホリングスヘッド エリック・グエン 著
小林文明 監訳/小林政子 訳
定価 3,888円(本体価格3,600円)
魅惑的な写真で世界中の人気を博す2人のストームチェイサーが
とらえた、荘厳でときに破壊的なストームの写真340枚をオールカ
ラーで紹介した決定版。巻末には気象に関する解説および用語集を付す。
『完本 万川集海』が歴史読本2015年夏号で紹介されました。
歴史読本2015年夏号で『完本 万川集海』が紹介されました。
「伊賀・甲賀四十九流の忍術を集大成して編まれた秘伝書」
「"鼾音を聴く術五カ条""式の眠りの弁別概略"など、現代での使えそうな知識があって興味深い。」
『完本 万川集海』
中島篤巳 訳
定価 6,912円(本体価格6,400円)
伊賀・甲賀四十九流につたわる忍術を集大成した秘伝書。知謀計略から天文、
薬方、忍器まで、忍びの業の全てを明らかにする。初の全文現代語訳、詳細な
注のついた読み下し文に加え、資料として原本の復刻を付す。
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が朝日新聞7/7付で紹介されました。
朝日新聞東京版7/7付で『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が
著者・井上健一郎さんのインタビューとともに紹介されました。
「横丁の魅力を知りたいと考え、3年で入るゼミの研究テーマに。インタビューや資料を集め、
ヤミ市時代からの変遷を卒業論文にまとめた。」
「本にはつきあいの深さを反映した秘話や逸話もも描かれる。(中略)「マニュアル化されて
いない接客をする横丁の店の良さに触れた貴重な瞬間」と記した。」
「『一人の客』を超えたつきあいをさせてもらったから書ける魅力や課題がある。読んだ後に
横丁を歩くと、見え方が違ってくるかもしれません」」
朝日新聞DIGITAL
http://www.asahi.com/articles/ASH763RHHH76UULB005.html
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』
井上健一郎 著
定価 1,458円(本体価格1,350円)
ヤミ市から横丁へ――。いま吉祥寺の新たなランドマークとして
注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁
の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。
『短篇ベスト10』が朝日新聞7/5付で紹介されました。
朝日新聞7/5付で『短篇ベスト10』が紹介されました。
評者は東京大学教授の佐倉統氏。
「レムの間口の広さと奥行きの深さをカバーしていて、レム入門にも、改めてレムを見直すにも
とても便利な一冊だ。」
「いわゆるSFではあるけれど、どの作品も科学技術の細部が前面に出てくるタイプではない。
(中略)科学技術をダシにして、哲学するとでも言えようか。」
「見事な日本語に翻訳した訳者たちの力量と苦労には、心から賛辞を呈したい。」
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/DA3S11842427.html
『短篇ベスト10』 (スタニスワフ・レム・コレクション)
スタニスワフ・レム 著
沼野充義・関口時正・久山宏一・芝田文乃 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
ポーランドで刊行されたベスト短篇集をもとに『ロボット物語』や
泰平ヨンものから「マスク」他10篇を集成した新訳アンソロジー。
『スーパーセル』が産経新聞7/4付で紹介されました。
産経新聞7/4付で『スーパーセル』が紹介されました。
「副題の「恐ろしくも美しい」は言い得て妙。それぞれの写真に対応するテキストも興味深く読める。」
「写っている現象の説明をするだけでなく、どんな機材を駆使して嵐を追っているか、自然の猛威と
間近に向き合いながら何を感じているかなど、ストームチェイサーの生活ぶりも記されていて、ド
キュメンタリーの趣。」
産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/150704/lif1507040013-n1.html
『スーパーセル 恐ろしくも美しい竜巻の驚異』
マイク・ホリングスヘッド エリック・グエン
小林文明 監訳/小林政子 訳
定価 3,888円(本体価格3,600円)
魅惑的な写真で世界中の人気を博す2人のストームチェイサーがとらえた、
荘厳でときに破壊的なストームの写真340枚をオールカラーで紹介した決定版。
巻末には気象に関する解説および用語集を付す。
『教皇ヒュアキントス』『日夏耿之介の世界』が幽23号で紹介されました。
幽23号で『教皇ヒュアキントス』『日夏耿之介の世界』が紹介されました。
『教皇ヒュアキントス』
「幽霊譚あり幻想譚あり、説話風な騎士物語もある。朦朧と
しながらも端正な語り口の恐怖と考証に眩惑され、それが
なんとも心地よい。」
「不思議な至福を味わった。」
(作家・編集者 土方正志)
『日夏耿之介の世界』
「自他に厳しい師匠を戴く門下生には優れた詩人が多く、 競い
反発しあいながら、相互に認めあった友人も粒揃いだった。」
「オカルティズム研究の先駆をなした学匠詩人」
(歯科医師、文筆家・長山靖生氏)
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が東京人8月号で紹介されました。
東京人8月号で『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』が紹介されました。
「吉祥寺の新たなランドマークとして注目を集める「ハモニカ横丁」の成り
立ちと変遷を軸に、全国のヤミ市発祥の横丁の歴史を辿った、「横丁文化論」
がここに誕生。横丁の持つ魅力の源泉が解き明かされる。」
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』
井上健一郎 著
定価 1,458円(本体価格1,350円)
ヤミ市から横丁へ――。いま吉祥寺の新たなランドマークとして
注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁
の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。
『スウェーデンの騎士』が日経新聞6/25付で紹介されました。
日経新聞6/25付夕刊で『スウェーデンの騎士』が紹介されました。
評者はファンタジー評論家の小谷真理氏。
「18世紀、没落しかけた欧州旧家のお嬢様が幼馴染に救われるというロマンスの裏側を描く。
驚天動地の物語とはまさにこういう話のことを指す。」
『スウェーデンの騎士』
レオ・ペルッツ/垂野創一郎 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
軍を脱走し北方戦争を戦うスウェーデン王の許へ急ぐ青年貴族と、〈鶏攫い〉の異名
をもつ逃走中の市場泥坊――対照的な二人の人生は不思議な運命によって交錯し、
数奇な物語を紡ぎ始める。波瀾万丈のピカレスク伝奇ロマン。
「カイロ三部作」が東京新聞6/29付で紹介されました。
東京新聞6/29付夕刊で「カイロ三部作」が紹介されました。
評者は京都ノートルダム女子大学教授の鷲見朗子氏。
「第九回を迎えたシャイフ・ザーイド・ブック・アワードの授賞式という主要催事において、日本人が初めて、しかも
ニ部門を同時に授与されるという快挙にあった。(中略)「翻訳賞」は、アラブと日本の文明間対話を促進したとし
て、元外交官で駐オマーン大使もつとめた翻訳家塙治夫氏による「カイロ三部作」の邦訳が受賞した。」
「アラブと日本という二つの地域・国にとって、政治・経済、観光だけでなく、文学や芸術への関心を深めることも
有意義であるに違いない。」
「カイロ三部作 」
ナギーブ・マフフーズ 著/塙治夫 訳
ノーベル文学賞作家ナギーフ・マフフーズの代表作。
舞台は世界遺産に登録されたカイロ旧市街。
中産階級の商人・アフマドの一家三代の大河小説。
個性的な人間群像と彼らの運命を生き生きと描く。
第1巻『張り出し窓の街』定価 5,400円(本体価格5,000円)
第2巻『欲望の裏通り』定価 5,184円(本体価格4,800円)
第3巻『夜明け』定価 4,860円(本体価格4,500円)