サンデー毎日6/28号で『スウェーデンの騎士』が紹介されました。
評者は翻訳家の古屋美登里氏。
「運命を司る天使や悪魔、盗賊団や龍騎兵隊などが登場して賑やかで、登場人物の独白の面白さもあって
シェイクスピアの戯曲を読んでいるような気持ちにもなります。」
「血湧き肉踊る冒険成功譚とも、運命に翻弄される人間を描いた悲喜劇とも、華々しい時代小説とも読める
本書には、いかにもペルッツらしい人間と超自然、偶然と必然の織りなす世界が描かれていてとても味わ
い深い作品です。」
『スウェーデンの騎士』
レオ・ペルッツ/垂野創一郎 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
軍を脱走し北方戦争を戦うスウェーデン王の許へ急ぐ青年貴族と、
〈鶏攫い〉の異名をもつ逃走中の市場泥坊――対照的な二人の人
生は不思議な運命によって交錯し、数奇な物語を紡ぎ始める。
波瀾万丈のピカレスク伝奇ロマン。