朝日新聞6/7付で『女ねずみ』が紹介されました。
紹介は徳島大学教授(ドイツ文学)の依岡隆児氏。
「時代に対する危機意識が書かせた作品だ。核の脅威や科学技術の暴走、環境破壊といった
地球規模での危機が一層先鋭化している今、あらためて手に取りたい本である。」
「作家としての無力感にさいなまれながらも、文学的想像力を駆使した力作である。」
朝日新聞DIGITAL 「ニュースの本棚」
http://www.asahi.com/articles/DA3S11795766.html
『女ねずみ』
ギュンター・グラス/高本研一・依岡隆児 訳
定価 2,935円(本体価格2,718円)
作者の夢の中に現れた一匹のねずみが物語る、核戦争によって人類が滅亡
した後の世界。「ブリキの太鼓」のオスカルも再登場、現代文明への問い
かけを続けるグラスがそのすべてを注ぎ込んだ問題作。