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『棗と柘榴』が図書新聞5/30号で紹介されました。

更新日:2015/05/27

図書新聞5/30号で『棗と柘榴』が紹介されました。

 

評者は中国近現代史・日中関係史研究者の関智英氏。
「本書短編の中には、尉天驄(そして同様の経験をした人々)の背負ってきた歴史が、時にコミカルに描かれる。」
「本書に収められた文章は言うまでもなく、台湾や中国に材料をとったものである。しかし読み進めるうちに、そこ

 に登場する人々に対し、ある種の懐かしさに似た感覚が去来する。これも著者の問題関心の深さと、その問題

 が普遍性を持つが故であろう。」


 

9784336058713.jpg『棗と石榴』
尉天驄 著/葉蓁蓁・伊藤龍平 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
時代のうねりに翻弄される中国の庶民の姿を、温かなユーモアと、
冷徹な現実の厳しさを交えながら、ノスタルジックな筆遣いの中
に描いた、現代台湾文学のオピニオン・リーダーであり、写実文
学、郷土文学の旗手による作品集。

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