2015年5月
2015年5月情報一覧です。
『モード・ゴン 一八六六―一九五三』が図書新聞6/6号で紹介されました。
図書新聞6/6号で『モード・ゴン 一八六六―一九五三』が紹介されました。
評者は早稲田大学教授・アイルランド文学の栩木伸明氏。
「今回の評伝『モード・ゴン』は近年公刊された書簡集をはじめとする多くの資料を突き合せ、
事実関係と日付をできる限り明らかにしつつ、読みやすさも兼ね備えた画期的な成果である。」
「本書はアイルランド現代史の入門書として読んでも得るところが多い。不屈の女性革命家
の生涯をたどるうちに、ナショナリズムの高揚から自治権獲得をへて、新国家の試行錯誤
にいたる歩みの輪郭がつかめるからだ。」
「一八八〇年代から一九四〇年代にいたる歴史群像を描き切った著者の筆力はじつにすばらしい。」
『モード・ゴン 一八六六―一九五三
―アイルランドのジャンヌ・ダルク―』
杉山寿美子 著
定価 4,104円(本体価格3,800円)
ヴィクトリア朝最高の美女と讃えられ、イェイツのミューズでもあった
アイルランドの革命家モード・ゴン。彼女の知られざる波瀾万丈な
生涯を、生い立ちから最晩年に至るまで様々な側面から辿った
傑作評伝。図版多数収録。
豊﨑由美さんトークイベント 「読んでいいとも!ガイブンの輪」開催!〈6/29(月)〉
『豊﨑由美アワー 第39回読んでいいとも!ガイブンの輪』
「読んでいいとも!ガイブンの輪」通称「よんとも」は、書評家の豊﨑由美さんが「笑っていいとも!」のテレフォン
ショッキング方式でゲストをお招きし、素敵な本屋さんなどを転々として海外文学について語り合う流浪番組、では
なくトークショーです。
とびきりのガイブン"目利キスト"である豊﨑さんとゲストの方が、「これはおもしろい!」「いまが旬!」「読んで損し
ない!」という一冊をおススメし、魅惑の翻訳小説ワールドへとみなさんをご案内します。今回のゲストは星野智幸
さんからのご紹介、作家・翻訳家の西崎憲さんです。
◆開催日時:2015年6月29日(月) 19:00~(開場18:30)
◆開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-17
TEL:0120-400-361
http://www.tokyodoshoten.co.jp/hall/
◆参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「豊崎さん×西崎さんイベント参加希望」
とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。(電話 03-3291-5181)
イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂
いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階
入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。
【東京堂書店 イベント告知ページ】
http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=8515
豊崎由美(とよざき ゆみ)
ライター、書評家。「GINZA」「TVBros.」「共同通信」などで書評を多数掲載。主な著書に『勝てる読書』(河出書房新社)
『ニッポンの書評』(光文社新書)『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社)、『石原慎太郎を読んでみた』(栗原裕一
郎氏との共著、原書房)、『まるでダメ男じゃん! 「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)などがある。
Twitterアカウント名は @toyozakishatyou
西崎憲(にしざき けん)
作家・翻訳家・アンソロジスト・音楽レーベル主宰。2002年『世界の果ての庭』で第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。
主な訳書に『郵便局と蛇』『エドガー・アラン・ポー短篇集』(以上ちくま文庫)、共訳書に『ピース』(国書刊行会)、著書に『蕃
東国年代記』(新潮社)、『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房)などがある。2014
年、日本翻訳大賞を創設。
『棗と柘榴』が図書新聞5/30号で紹介されました。
図書新聞5/30号で『棗と柘榴』が紹介されました。
評者は中国近現代史・日中関係史研究者の関智英氏。
「本書短編の中には、尉天驄(そして同様の経験をした人々)の背負ってきた歴史が、時にコミカルに描かれる。」
「本書に収められた文章は言うまでもなく、台湾や中国に材料をとったものである。しかし読み進めるうちに、そこ
に登場する人々に対し、ある種の懐かしさに似た感覚が去来する。これも著者の問題関心の深さと、その問題
が普遍性を持つが故であろう。」
『棗と石榴』
尉天驄 著/葉蓁蓁・伊藤龍平 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
時代のうねりに翻弄される中国の庶民の姿を、温かなユーモアと、
冷徹な現実の厳しさを交えながら、ノスタルジックな筆遣いの中
に描いた、現代台湾文学のオピニオン・リーダーであり、写実文
学、郷土文学の旗手による作品集。
『棗と柘榴』が読書人5/22付で紹介されました。
読書人5/22付で『棗と柘榴』が紹介されました。
評者は中国近現代史研究者で京都光華女子大学教授の澤井律之氏。
「本書を読むと尉が故郷のこと、中国大陸のこと、さらにそれらを包括する激動の中国近現代史に
折々に如何に思いを馳せてきたかがよくわかる。」
「尉天驄は1970年代の台湾における、「郷士文学」のオルガナイザーとして知られる。(中略)本書
『棗と柘榴』はそんな気骨のある文学者の心象風景を綴った短篇集である。」
『棗と石榴』
尉天驄 著/葉蓁蓁・伊藤龍平 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
時代のうねりに翻弄される中国の庶民の姿を、温かなユーモアと、
冷徹な現実の厳しさを交えながら、ノスタルジックな筆遣いの中
に描いた、現代台湾文学のオピニオン・リーダーであり、写実文
学、郷土文学の旗手による作品集。
『江戸の法華信仰』が仏教タイムス5/21付で紹介されました。
仏教タイムス5/21付で『江戸の法華信仰』が紹介されました。
「本書は江戸の文化を生み出した町人たちの間で、法華信仰がどのように広がり、信仰されたのか、
その信仰形態を豊富な写真史料を踏まえて紹介している。」
「江戸と身延山を結ぶ史料など、巡拝という信仰形態が法華信仰を点から線、面へと広げた。 江戸
期の信仰に現代にも応用できるヒントがありそうだ。」
『江戸の法華信仰』
望月真澄 著
定価 2,808円(本体価格2,600円)
法華信仰抜きで江戸文化は語れない! 江戸で〈祖師〉といえば
〈日蓮〉を指すほど人気を博した法華信仰。町人の願いに応えた
現世利益の数々やその信仰形態を豊富な写真とともに紹介する、
江戸の法華信仰ガイドブック。
『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』刊行記念トークイベント〈6/7(日)〉
街の暗がりの路地裏に小さな店がひしめく横丁。
にルーツがありました。吉祥寺「ハモニカ横丁」をはじめ、
起源の横丁の歴史をたどる本書『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』
念し、著者である井上健一郎氏と雑誌「酒とつまみ」
氏に、「横丁の魅力について存分に語りあっていただきます。
〈『吉祥寺「ハモニカ横丁」物語』刊行記念トークイベント
井上健一郎(「ヤミ市横丁研究所」主宰)×大竹聡(「
◆会場:コピス吉祥寺 8階 吉祥寺カルチャーセンター内特設開場
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5
http://www.coppice.jp/
◆日時:2015年6月7日(日) 14:00~(開場13:30)
◆参加方法:ジュンク堂書店吉祥寺店にて『吉祥寺「
先着50名様に整理券をお渡しいたします。
お問い合わせ・ジュンク堂書店吉祥寺店(TEL.0422-
1984年生まれ。新潟県出身。
現在会社員。共著に『盛り場はヤミ市から生まれた(青弓社、
ヤミ市横丁研究所:http://
大竹聡(おおたけ さとし)
1963年生まれ。東京都出身。早稲田大学第二文学部を卒業後、
代理店、編集プロダクションなどを経てフリーライターに。
誌「酒とつまみ」を創刊。初代編集長に就任。主な著書に『
(双葉文庫)、『ギャンブル酒放浪記』(本の雑誌社)、『
散歩酒』(光文社新書)など。
井上健一郎 著
定価 1,458円(本体価格1,350円)
ヤミ市から横丁へ―。いま吉祥寺の新たなランドマークとして
注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横
丁の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。
『アサイラム・ピース』がIN☆POCKET5月号で紹介されました。
『アサイラム・ピース』がIN☆POCKET5月号で紹介されました。
「皆川博子の辺境図書館」の中でアンナ・カヴァンのもうひとつの傑作『氷』とともに取り上げられています。
「繊細で痛々しく不安に満ち、それを読むことは、赤裸にされた魂をそっと両の手の平に包み込んでいるようでした。」
「十四の短編どれもが、声にならない悲鳴をあげています。小説として洗練され優れているゆえに、読む者の心に突
き刺さります。」
「この作を美しい日本語に変えてくださった訳者山田和子さんは、あとがきに〈ある人にとって、ある作品に引かれる
というのは、とどのつまり、何らかの形でその作品世界に〝共振する"と言うほかないのではないか〉と記しておら
れますが、私は共振を超えて、共震したのでした。」
『アサイラム・ピース』
アンナ・カヴァン/山田和子 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
城の地下牢に囚われた女、頭の中の機械、名前のない敵......孤独な生の断片を
つらねたこの本には、傷つき病んだ魂の痛切な叫びが渦巻いている。不穏な精神
状態と特異な幻想が交錯する心象風景を鮮烈に描いたカヴァン最初の傑作。
「ウィリアム・トレヴァー・コレクション」『マルセル・シュオッブ全集』 内容見本出来&『マルセル・シュオッブ全集』刊行記念特設ページ開設
「ウィリアム・トレヴァー・コレクション」『マルセル・シュオッブ全集』それぞれの
カラー内容見本を作成いたしました。
ご希望の方はお問い合わせフォームより、お名前、ご住所を入力の上、ご請求ください。
郵送にてお送りいたします。
お問い合わせフォーム:http://www.kokusho.co.jp/inquiry.html
各書誌ページよりダウンロードも可能です。
また、『マルセル・シュオッブ全集』刊行記念特集ぺーじを作成いたしました。
内容見本のダウンロードや、全目次、シュオッブにまつわる画像などを掲載
いたしておりますので、こちらもあわせてご覧ください。
『マルセル・シュオッブ全集』刊行記念特集ページ
http://www.kokusho.co.jp/special/2015/05/post-4.html
「ウィリアム・トレヴァー・コレクション」第1回配本
『恋と夏』
谷垣暁美 訳
定価 2,376円(本体価格2,200円)
孤児の娘エリーは、事故で妻子を失った男の農場で働き始め、恋愛をひとつも
知らないまま彼の妻となる。そして、ある夏、一人の青年と出会い、恋に落ちる――
名匠トレヴァーによる極上のラブ・ストーリー、最新長篇作登場。
『マルセル・シュオッブ全集』
大濱甫/多田智満子/宮下志朗/千葉文夫/大野多加志/尾方邦雄 訳
定価 16,200円(本体価格15,000円)
「19世紀末のボルヘス」として大きな注目を浴びる、夭折の天才作家の初の全集。
『架空の伝記』『モネルの書』『少年十字軍』『黄金仮面の王』『二重の心』を始め、
評論や単行本未収録短編まで収録。推薦=皆川博子、山尾悠子
『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』が読売新聞5/17付で紹介されました。
読売新聞5/17付で『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』が紹介されました。
評者はライフネット生命会長兼CEOの出口治明氏。
「ヴァーノン・リーの特徴は、幻想小説にも関わらず、乾いたユーモアが随所に顔を出すことだ。」
「例えば、眠る前の1時間、ポートワインを嘗めながら読むのに最適の1冊ではないか。」
『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』
ヴァーノン・リー 著/中野善夫 訳
定価 4,968円(本体価格4,600円)
伝説的な幻の女性作家ヴァーノン・リー、本邦初の決定版作品集。
女神、聖人、ギリシャ、ラテン、亡霊、宿命の女、カストラート......
彼方へと誘う魅惑の14篇。いにしえへのノスタルジアを醸す甘美
なる蠱惑的幻想小説集。
『教皇ヒュアキントス』がネット配信番組「LoGiRL」(テレビ朝日系)5/1配信で取り上げられました。
ネット配信番組「LoGiRL」(テレビ朝日系)5/1配信で『教皇ヒュアキントス』が取り上げられました。
モデル、書評家などとしても活躍中のアイドル、西田藍さんの本の紹介コーナーで紹介され、
現在は公式HPで番組のアーカイブがご覧いただけます。
「LoGiRL」ミスiDゴールド ♯13
『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』
ヴァーノン・リー/中野善夫 訳
定価 4,968円(本体価格4,600円)
伝説的な幻の女性作家ヴァーノン・リー、本邦初の決定版作品集。女神、
聖人、ギリシャ、ラテン、亡霊、宿命の女、カストラート......彼方へと誘う
魅惑の14篇。いにしえへのノスタルジアを醸す甘美なる蠱惑的幻想小説集。
『民俗と仮面の深層へ 乾武俊選集』の編者、山本ひろ子氏と宮嶋隆輔氏の発表講演 開催
『民俗と仮面の深層へ 乾武俊選集』の編者、山本ひろ子氏と宮嶋隆輔氏が"3.11以後の歌と語りを考える"
〈うたげの会〉で、「仮面」というテーマで発表を行います。
事前予約、入場料は不要です。会場では『民俗と仮面の深層へ』の販売も行います。
ぜひご来場ください。
〈うたげの会〉第4回
◆日時:2015年5月23日(土) 14時30分~
◆場所:大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウス
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-5 TEL:03-3582-2922
◆:会場へのアクセス
・地下鉄日比谷線 神谷町下車(E1出口)徒歩3分
・都営三田線 御成門駅下車 徒歩10分
・都営大江戸線 赤羽橋駅下車 徒歩8分
・都営浅草線・大江戸線 大門駅下車 徒歩8分
・JR浜松町駅下車 徒歩20分
◆会場地図:http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.html
◆発表内容:宮嶋隆輔「『黒い翁』の向こうへ ―中世の仮面をかんがえる」
山本ひろ子「仮面/神話/昔話」(仮)
『民俗と仮面の深層へ 乾武俊選集』
乾武俊/山本ひろ子・宮嶋隆輔 編
定価 5,832円(本体価格5,400円)
民俗文化の深層に分け入り、芸能の謎を探求しつづける伝説の研究者、
乾武俊。その豊饒な世界の核心をこの一冊に。血の記憶に塗り籠めら
れた仮面と信仰、そして芸能史上最大の謎とされる「黒い翁」。いまその
秘密がひらかれる。
『朱日記』が北陸中日新聞5/6付で紹介されました。
北陸中日新聞5/6付で『朱日記』が紹介されました。
イラストレーターの中川学氏のインタビューとともに掲載されました。
「物語に合わせて漫画のこま割りのようにドラマチックに描く。鏡花の幻想世界に急展開する場面では、
読者がページを開くたびに、大胆な構図が待ち構える。」
「協力した泉鏡花記念館の穴倉玉日学芸員は「中川さんは作品内容を理解しつつ、アーティストとして
独自のイマジネーションを持って絵画化している。鏡花作品の新たな魅力発掘につながる」と歓迎し
ている。」
中日新聞WEB
『朱日記』
泉鏡花 文/中川学 画
定価 2,052円(本体価格1,900円)
鏡花の絢爛華麗な幻想美と、ノスタルジー溢れる和ポップ絵が
渾然一体となった文芸絵草紙。朱文字で書かれた日記、少年
が握る紅いグミの実、魔人の羽織る赤合羽、城下を焼きつくす
紅蓮の炎。あやかしの色彩が乱舞する幻想世界。
2015/05/11
語学教材に関するお知らせ
『基礎から学ぶ韓国語講座 初級改訂版』(第一刷~第三刷)
謹んで訂正いたします。
また、
・『基礎から学ぶ韓国語講座 初級 改訂版』(第一刷~第三刷)
『基礎から学ぶ韓国語講座 中級』 正誤表 反切表 (初級、中級同一のものになります)
※各書誌ページからもダウンロードいただけます。
『新・国史大年表』が本日5/1(金)NHK「NEWS WEB」で紹介されます。
本日5/1(金)、NHK「NEWS WEB」(23:30~)で『新・国史代年表』が紹介されます。
番組内の「シェアしたい」というコーナーの中で、「国史大年表 完成」というニュースとし
て5分間程取り上げられる予定です。
編者の日置英剛氏の電話取材も行われる予定ですので、
お時間のある方は是非、ご覧ください。
※生放送のため、都合により内容が変更される場合がございます。
『新・国史大年表』
従来の年表の概念を超えた圧倒的記述と情報量。政治経済はもとより、社会・文化の
あらゆる分野を網羅した、全く新しいたて組の日本史年表。「このようなトータルな
年表は出版史上初というべく、さらには日置氏のような年表づくり一筋に半生を捧げ
た専門家にのみ、はじめて可能な業績といえる」(紀田順一郎)
ルビや語句の説明豊富。各巻末には充実した事項・人名索引(各7000項目)付。