120年になろうとする映画の歴史―その誕生の瞬間から、書物は映画とともにありました。映画はそれまでの
諸芸術やテクノロジーを貪欲に吸収し、あらゆる人々に開かれた大衆性を持ったことで、20世紀以降の文化を
リードするとともに数えきれないほどの言葉と書物を生み出しました。《映画》と《映画の本》は、離れられない運
命的な仲といえるでしょう。
国内最大の映画専門図書室を擁するフィルムセンターは、この度こうした映画の書物をめぐる展覧会を開催
いたします。映画史を知るための基本文献、明治・大正期の貴重書や無声映画時代の"映画文庫"、豪華な大
型本・愛らしい豆本、こども向けの本や優れたデザインの書籍、映画という職業をめぐる本まで、映画史と寄り
添って脈々と生み出され、さまざまな魅力を放つ日本の映画書を一堂に集めて展示し、併せて、映画の本を収
集している日本各地の映画図書館をご紹介します。
多彩なゲストを迎えた連続講座も交えて、書物という切り口から、映画という豊饒な知の体系に触れられる絶
好の機会となるでしょう。(東京国立近代美術館フィルムセンター HPより)
小社刊行『憂魂、高倉健』の展示や、担当編集のトークイベントも開催の予定です。
是非、お運びください!
「シネマブックの秘かな愉しみ」展覧会 開催(4/14~8/2)
◆会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)
〒104-0031 東京都中央区京橋 3-7-6
TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)
・東京メトロ銀座線京橋駅下車、出口1から昭和通り方向へ徒歩1分
・都営地下鉄浅草線宝町駅下車、出口A4から中央通り方向へ徒歩1分
・東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅下車、出口7より徒歩5分
・JR東京駅下車、八重洲南口より徒歩10分
http://www.momat.go.jp/FC/information-map.html
◆会期:2015年4月14日(火)~8月2日(日)
*月曜日および5月26日(火)から28日(木)は休室です。
◆開室時間:11:00am-6:30pm (入室は6:00pmまで)
◆休室日:月曜日
◆観覧料:一般210円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は
原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料
《イベント情報》
「シネマブック連続講座 映画書の過去・現在・未来を知る!」
※申込不要、参加無料(展示室内で開催のトークは、観覧券が必要です)。
※当日の企画上映チケットの半券をご提示いただくと、割引が適用されます。
※詳細は後日ホームページなどでお知らせいたします。
「若手映画書編集者対談」
日程:2015年4月18日(土)
講師:樽本周馬(国書刊行会)×佐野亨(編集者・ライター)
「映画古書の深淵へ」
日程:2015年5月16日(土)
講師:中山信行(稲垣書店店主)×高崎俊夫(書籍編集者・映画批評家)
「映画書のデザインをめぐって」
日程:2015年6月13日(土)
講師:鈴木一誌(ブックデザイナー)
「日本映画史の稀覯書をめぐって―出品文献解説」
日程:2015年7月11日(土)
講師:本地陽彦(日本映画史・日本映画文献史研究家)
「映画本渡世―編集者人生45年」
日程:2015年8月1日(土)
講師:山根貞男(映画評論家)
【展覧会詳細ページ】