毎日新聞2/1付で『フランソワ一世』が取り上げられました。
評者はフランス文学者の鹿島茂氏。
「果たして、フランスで最も人気のある王について日本でどれだけ知られているだろうか?
この意味でまことに貴重な伝記である。」
「このときからフランソワ一世の名君伝説が始まる。「彼は生来の芸術家である。彼は美し
いものを、上品で優美な形を愛する」。「王は教養ある愛好家である以上に、芸術家自身
に忠告をすることができる目利きであり、さらには芸術の推進者」である。(中略)「ま
さに彼はルネサンスの王であった!」」
ルネ・ゲルダン 著/辻谷泰志 訳
定価 6,480円(本体価格6,000円)
戦乱の世に生まれ生涯を血煙の中にすごしながらも文化を愛し、
レオナルド・ダ・ヴィンチなどの芸術家を招き、フランス・ルネ
サンスの王と呼ばれたフランソワ一世。戦争と芸術に彩られた
波乱の生涯を明らかにする決定版評伝。