音楽の友12月号で『柴田南雄著作集』が紹介されました。
評者は現代音楽の研究者で武蔵野音楽大学教授の楢崎洋子氏。
「第1巻に収録された「西洋音楽の歴史」と「印象派以降」を改めて見ると、個々の作曲家の
作風や作品の音楽的特徴が、鋭く豊かな感性で受け止められて、的確な批評的な記述として
の作曲家論が次から次へと繰り出される。どの時代の作曲家も柴田の身近にいる愛すべき作
曲家として記述されている。」
「柴田の文章に、それが発表されるのとリアルタイムに接してきた世代よりも、その後の世代
がのほうが多くなりつつある時代であるがゆえの選択基準に納得する。」
小沼純一 編
定価 7,344円(本体価格6,800円)
戦後日本を代表する作曲家・音楽評論家、柴田南雄の主要著作を
3巻に集大成。第1巻は、音楽史の名著『西洋音楽の歴史』と
『印象派以後』を1冊に収録。