読売新聞9/14付で『初稿 山海評判記』が取り上げられました。
評者はエッセイストで小説家の石田千氏。
「語る鏡花、魅せる雪岱。」
「森羅万象に霊力をこめ、細部を書ききる鏡花の筆に応え、さらに精巧な超時空を描
いた雪岱」
「『山海評判記』は昭和4年に時事新報夕刊の第一面を飾った連載小説でした。夕暮れ
に届くおとなのための紙芝居。読者はさぞかし、こころ待ちにしたことでしょう。」
泉鏡花 作/小村雪岱 画/田中励儀 編
定価 15,984円(本体価格14,800円)
近年にわかに評価が高まる、鏡花晩年の傑作幻想長編小説
『山海評判記』の初出テキストと、小村雪岱が描いた300点
近い力作挿絵全てを収めた美麗豪華本。福永武彦、種村季
弘の作品論や、詳細な解題、校異、草稿も別冊に収録。