毎日新聞9/14付で『壊血病 医学の謎に挑んだ男たち』が取り上げられました。
評者はサイエンスライターの内田麻理香氏。
「本書は大航海時代に、船上でおびただしい命(200万人超)を奪った壊血病
とその克服の物語である。」
「壊血病がテーマの医学史としてだけでなく、海洋冒険譚でもある。」
「危険に満ちた海に挑んだ彼らのおかげで、世界はつながり、さまざまな流通
が可能になった。(中略)しかし、海の支配には壊血病という報復があった。
私たちの今の生活は、この名もなき船員たちの犠牲の上で成り立っている。」
スティーブン・バウン/中村哲也監修/小林政子訳
定価 2,700円(本体価格2,500円)
大航海時代に200万人の船乗りの命を奪った恐怖の壊血病。
謎の病の克服にリンド医師、キャプテン・クック、ブレーン卿の
3人が挑む、熱い男たちの物語。