週刊文春7/17号で『映画の奈落』が紹介されました。
評者はライターの鈴木智彦氏。
「著者は川内(モデルになった組長)の肉声を書き起こし、暴力団関係者を口説き落とし、
映画関係者を絨毯爆撃し、事件とシナリオを付き合わせて『北陸代理戦争』の奈落を執拗
に解体する。」
「嫉妬するほど濃厚なドキュメント」
伊藤彰彦 著
定価 2,592円(本体価格2,400円)
公開後モデルとなった組長が映画と同じシチュエーションで
殺害された実録やくざ映画の極北『北陸代理戦争』(深作欣
二監督、高田宏治脚本、1977年東映京都作品)をめぐる男た
ちの戦い。関係者への直接取材と緻密な脚本分析によって浮
き彫りにする、映画という魔の奈落に迫るドキュメント!