3/2毎日新聞で『ピース』が紹介されました。
評者は英文学者、翻訳家の若島正氏。
「最初のページを開けるなり、直ちに読者を物語の魅惑で包んでくれるような
小説がある。ああ、小説を読んでいるんだ、という喜びで、すっかり読者は
その物語の魅惑に身をあずけてしまう。(中略)『ピース』はそんなたぐい
稀な小説のひとつである。」
ジーン・ウルフ 著/西崎憲・館野浩美 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
『ケルベロス第五の首』の巨匠ウルフ、初期傑作長篇が
ついに刊行。美しい謎につつまれた、記憶と物語をめぐる
物語。年老いたオールデンは回想する、自分の半生を、
過去の不思議な出来事を、説明のつかない奇怪な事件を。