2014年3月
2014年3月情報一覧です。
『ピース』が図書新聞4/5号で紹介されました。
図書新聞4/5号(3/29発売)で『ピース』が紹介されました。
評者は埼玉大学准教授で翻訳家の大久保譲氏。
「本書は、ウルフがその持てる力を遺憾なく発揮した傑作である。」
「生と死、現在と記憶、ひいては事実と虚構の境界さえ意図的に曖昧にされており(中略)
登場人物たちはみな、実在と不在のあわいを漂い、どこかしら幽霊じみている」
「だからこそ、最後の一行で、誰もいないはずの世界の向こう側からふいに届く呼びかけの
声は途轍もなく戦慄的であり、同時に深い感動を呼び起こす。」
ジーン・ウルフ 著/西崎憲・館野浩美 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
『ケルベロス第五の首』の巨匠ウルフ、初期傑作長篇が
ついに刊行。美しい謎につつまれた、記憶と物語をめぐる
物語。年老いたオールデンは回想する、自分の半生を、
過去の不思議な出来事を、説明のつかない奇怪な事件
稲生平太郎(小説家)×高橋洋(脚本家・監督)トークショー
『映画の生体解剖』(洋泉社)刊行記念
稲生平太郎(小説家)×高橋洋(脚本家・監督)トークショー
~先生! そこにメスを入れては!!~
『定本 何かが空を飛んでいる』『アムネジア』の幻想小説家と『リング』『恐怖』の映画実作者が繰り広げる狂熱の映画談義、それが『映画の生体解剖』......。映画という「何か」を見てしまった二人の衝撃の目撃報告である。映画ってこんな見方があったんだ! でもこれってUFOを見てしまった人がおかしなことを言い出すのに近くないか? そんな危機感も抱きつつ、二人が語り出す妄想の数々に立ち会って頂くトークライブ! 本人たちが"動かぬ証拠"と思い込んでいる貴重なフッテージ上映あり! そしてあなたも目撃者に!
◆日時:2014年5月2日(金) 19:00〜21:00(18:30開場)
◆会 場:ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
◆参加費:1,500円(当日精算)
◆定員:70名
◆予約方法:メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)
または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
●メール受付:件名「5/2稲生氏×高橋氏トーク希望」にて
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
追って返信メールで予約完了をお知らせいたします。
イベント告知ページ
著者プロフィール:
稲生平太郎(いのお・へいたろう) 1954年生まれ。大阪の出身。小説家。代表作に小説『アクアリウムの夜』、『アムネジア』、UFO論『定本 何かが空を飛んでいる』など。本名の横山茂雄名義でも、英文学、民俗学、オカルティズム関係の著書、編書、翻訳が多数ある。
高橋 洋(たかはし・ひろし)
1959年生まれ。千葉県に育つ。映画監督、脚本家。監督の代表作に『恐怖』『旧支配者のキャロル』、脚本の代表作に『リング』『おろち』。著書に『映画の魔』がある。映画美学校講師、愛知淑徳大学教授。
稲生平太郎 著
定価 3,360円(本体価格3,200円)
UFO現象や神秘体験を明快に論じた奇跡的名著がついに復刊!
あわせて西洋近代オカルティズム略史、ジョン・ディーの精霊
召喚、ナチズムとオカルト、柳田國男・南方熊楠の山人論争など、
他界に魅せられし人々の、影の水脈をたどるオカルティズム・
民俗学エッセイ・評論を一挙集成。
CS放送「タカラヅカ・スカイ・ステージ」 で『宝塚物語』著者葦原邦子を特集。
CS放送宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」
で『宝塚物語』著者葦原邦子が特集されます。
宝塚歌劇の舞台や、現役スターや演出家たちによるトークやインタビュー、舞台作品ゆかりの地をめぐる旅番組や宝塚歌劇団の歴史を振り返るアーカイブなどを放送する宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」。
その番組の中で『宝塚物語』の著者葦原邦子が特集されます。
『宝塚物語』の紹介もされる予定ですので、是非ご覧下さい。
【宝塚歌劇の殿堂#17「葦原邦子」(30分)】
宝塚歌劇の発展に、大きな功績のあった歴代トップ・スターの辿った足跡、作品、魅力、エピソードなどを当時の映像だけでなく、写真や関係者のインタビューと朗読をまじえて多角的にスターの魅力に迫る
今回は、昭和初期のレビュー黄金時代を代表する男役スターだった葦原邦子の活躍をご紹介。
◆初回放送:2014年4月20日(日)19:00〜(30分)
※以降リピート放送あり
4/23(水)1330
4/25(金)1800
4/27(日)23:30
4/30(水)8:00
葦原邦子 著/中原淳一 画
定価 2,205円(本体価格2,100円)
ISBN 978-4-336-05794-5 / Cコード 0093
乙女心を魅了する秘密の花園《宝塚》。伝説のスターをモデルに
実話を織り交ぜて描いた少女たちの夢と希望と友愛の日々――
中原淳一の挿絵と共に『花物語』を彷彿とさせる花弁のように
麗しい十八篇を収録。
『放射能』がリブロ池袋本店/福岡天神店フェアにて展開中!
3月20日(木)~5月7日(水) カルトグラフィア特別企画
「本が・変化する〈未来を拓く本の力・3〉」にて『放射能』が選書されました。
Cartographia(カルトグラフィア)は、リブロ池袋本店と福岡天神店にある
「時代の変容を読み解く書物」を集めた本棚です。
カルトグラフィアでは、東日本大震災の翌年より「未来を拓く本の力」と題し、
「本の力」について考えるフェアを毎年開催。今回の「本が・変化する」という
テーマに対して、漫画家の小林エリカさんが『放射能』を選書、カルトグラフィア
フェア棚にて展開されています。
【リブロ池袋本店/福岡天神店 カルトグラフィア】
《本が・変化する〈未来を拓く本の力・3〉》
◆開催期間:3月20日(木)~5月7日(水)
◆フェア参加者(選者)
安藤美冬、飯田泰之、イケダハヤト、石川直樹、いとうせいこう、内沼晋太郎、宇野常寛、エリイ(Chim↑Pom)、円城塔、大澤真幸、小沢高広(うめ)、木皿泉、木村俊介、木村草太、九龍ジョー、クラフト・エヴィング商會(吉田浩美・吉田篤弘)、黒瀬陽平、光嶋裕介、甲野善紀、小林エリカ、柴田元幸、水道橋博士、管啓次郎、菅付雅信、鈴木翔、想田和弘、長尾真、仲俣暁生、西田亮介、仁平典宏、二村ヒトシ、蜂飼耳、福嶋亮大、福永信、藤野可織、藤村龍至、古市憲寿、細馬宏通、待鳥聡史、森田真生、山内マリコ、與那覇潤、寄藤文平 (以上敬称略、五十音順)
小林エリカ・選/『放射能 キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響』
ローレン・レドニス(国書刊行会)
調査研究とビジュアルでの見せ方のバランスがとっても斬新、
大型本の贅沢さも相まってうっとりする逸品です。
ローレン・レドニス 著/徳永 旻 訳
定価 5,880円(本体価格5,600円)
ISBN 978-4-336-05757-0 / Cコード 0742
全米図書賞最終候補作品。2度のノーベル賞に輝くピエールと
マリー・キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響の光と影を
アートと文で描く。ピュリッツァー賞にノミネートされた
アメリカ人気鋭女性アーティストの渾身の作品。
消費税率変更に伴うお知らせ
消費税率変更に伴うお知らせ
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また、メンテナンスのため、オンラインショップを
3/31(月)12:00〜4/1(火)11:00の間休止させていただきます。
ご利用の皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご理解くださいますようよろしくお願い申し上げます。
国書刊行会
毎日新聞デジタル〈まんたんウェブ〉で『ピース』担当編集者インタビュー紹介。
毎日新聞デジタル〈まんたんウェブ〉で『ピース』担当編集者インタビューが掲載されました。
「ブック質問状」というコーナーで『ピース』の魅力や、編集作業の苦労、
ウルフ作品への思い入れを語っています。
『ピース』という作品を、より楽しめること間違いなしの裏話満載のイン
タビューとなっておりますので、是非、ごらんください。
ジーン・ウルフ 著/西崎憲・館野浩美 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
『ケルベロス第五の首』の巨匠ウルフ、初期傑作長篇が
ついに刊行。美しい謎につつまれた、記憶と物語をめぐる
物語。年老いたオールデンは回想する、自分の半生を、
過去の不思議な出来事を、説明のつかない奇怪な事件
京都高島屋グランドホールにて生誕100周年記念中原淳一展開催!〈4/2~4/14〉
春の京都で生誕100周年記念中原淳一展の巡回の終盤を飾る、大きな原画展が京都高島屋で開催されます。
公開となる『ひまわり』表紙原画3点をはじめとした雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録など
約400点を展覧する大回顧展です。さらに淳一が描いた絵をデザイナーの丸山敬太氏が再現したシンデレラ
のドレスや淳一が提案した『少女の部屋』を再現した部屋も展示されます。
また、4月2日(水)~4月15日(火)の期間、高島屋全館で「乙女魂vol.3」が開催されます。
1Fゆとりうむでは、新作を含めた中原淳一デザインの復刻ワンピースやブラウスの販売
や、淳一の次女で布小物作家である中原すみれさんのコレクションも京都で初めて店頭
に並びます。5F呉服売場では、中原淳一デザインの復刻浴衣が数量限定で発売に!
全館を通して、中原淳一の世界をたっぷり楽しんでいただけます。
西日本では最後の生誕100周年記念展覧会、この機会をお見逃しなく!
※小社『宝塚物語』の販売もございます。
◆会期:4月2日(水)~4月14日(月)
◆開館時間:午前10時~午後8時 ※最終日は午後5時閉場。(ご入場は閉場30分前まで)
◆会場:京都高島屋7Fグランドホール
◆入場料金:一般800円(600円)、大学・高校生600円(400円)、中学生以下無料
※消費税込み。( )内は、前売り及び団体10名様以上の割引料金。
※前売券は4月1日(火)まで京都髙島屋7階チケットカウンターにて販売。
※当催については、「障害者手帳」をご提示いただいたご本人様、ならびに、
ご同伴者1名様まで入場無料とさせていただきます。
トワイライトサービス=午後6時からは半額。
葦原邦子 著/中原淳一 画
定価 2,205円(本体価格2,100円)
乙女心を魅了する秘密の花園《宝塚》。伝説のスターを
モデルに実話を織り交ぜて描いた少女たちの夢と希望と
友愛の日々――中原淳一の挿絵と共に『花物語』を彷彿
とさせる花弁のように麗しい十八篇を収録。
『ピース』が朝日新聞 (3/23付)で紹介されました。
3/23朝日新聞で『ピース』が紹介されました。
評者は批評家で早稲田大学教授の佐々木敦氏。
「フィクションに、生半可な理解や納得よりも謎と混乱を求める、
全てのすれっからしの読者に、過剰なまでの満足を与えてくれる。」
「まさにウルフの真骨頂だ。」
「小説を読む悦び、物語を読む愉しみ、その底なしの深み、
そのおそろしさをとことん味わわせてくれる傑作である。」
ジーン・ウルフ 著/西崎憲・館野浩美 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
『ケルベロス第五の首』の巨匠ウルフ、初期傑作長篇が
ついに刊行。美しい謎につつまれた、記憶と物語をめぐる
物語。年老いたオールデンは回想する、自分の半生を、
過去の不思議な出来事を、説明のつかない奇怪な事件
豊﨑由美さんトークイベント「読んでいいとも!ガイブンの輪」開催!(4/13)
第32回「読んでいいとも!ガイブンの輪」豊﨑由美さんトークイベント開催!!
豊﨑由美×松田青子 トークイベント
「読んでいいとも!ガイブンの輪」(通称「よんとも」)は書評家の豊﨑由美さんが「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」方式でゲストをお招きし、素敵な本屋さんを転々として海外文学について語り合う流浪の番組、ではなくトークショーです。
これまで、野崎歓さん→川上弘美さん→岸本佐知子さん→榎本俊二さん→本谷有希子さん→〔特別編・柴田元幸さん+若島正さん〕→宮沢章夫さん→前田司郎さん→〔特別編・大森望さん+岸本佐知子さん〕→石川直樹さん→鴻巣友季子さん→〔特別編・群像社×水声社×未知谷〕→片岡義男さん→小池昌代さん→青柳いづみこさん→古屋美登里さん→影山徹さん→〔特別編・いしいしんじさん〕→坂川栄治さん→藤田新策さん→滝本誠さん→風間賢二さん→高山宏さん→〔特別編・作品社×水声社×国書刊行会×白水社×早川書房×河出書房新社〕→安藤礼二さん→佐々木中さん→海猫沢めろんさん→山内マリコさん→山崎まどかさん→[特別編・河出書房新社×国書刊行会×白水社×早川書房×作品社×群像社]→松田青子さん→伊藤総さんと海外文学好きのお友達を紹介していただいております。
前回は、順番を入れ替えて伊藤さんにご登場いただきましたので、今回は、先日の第4回Twitter文学賞でも、初の単行本『スタッキング可能』が国内編第1位に選ばれました注目の作家、松田青子さんをお招きします!
◆日時:2014年4月13日(日)14:00~15:30(開場13:30~)
◆会場:青山ブックセンター本店内・大教室
◆定員:80名様
◆入場料:税込1,080円
◆ご参加方法:
[1] 青山ブックセンターウェブサイトの「オンライン予約」にて受付。
[2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。
※電話予約は行っておりません。
◆お問い合わせ/青山ブックセンター本店・03-5485-5511
受付時間 10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
【プロフィール】
豊﨑 由美(とよざき・ゆみ)
ライター、書評家。「GINZA」「本の雑誌」「TVBros.」「文藝」などで書評を多数掲載。主な著書に『勝てる読書』(河出書房新社)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社)などがある。最新刊は『石原慎太郎を読んでみた』(栗原裕一郎氏との共著、原書房)。
公式HP:『書評王の島』
松田青子(まつだ・あおこ)
小説家。1979年兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。著書に『スタッキング可能』『英子の森』(河出書房新社)、童話『なんでそんなことするの?』(ひろせべに=画、福音館書店)、訳書に『はじまりのはじまりのはじまりのおわり』(アヴィ=著/トリシャ・トゥサ=画、福音館書店)がある。近刊に、カレン・ラッセル『狼少女たちの聖ルーシー寮』(翻訳、河出書房新社)など。
つきぞえなお氏 個展開催〈4/14〜4/19〉
〈よりぬきウッドハウス〉の挿絵担当、イラストレーターのつきぞえなお氏の
個展が決定いたしました。
◆会期: 2014年 4月14日(月)〜19日(土)
東京都新宿区荒木町22-38/Tel.03-3356-0098
・京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅より徒歩5分
・都営新宿線曙橋駅より徒歩3分
◆時間:11:00〜19:00
日曜休廊(最終日17:00まで)
〈よりぬきウッドハウス〉シリーズの原画も計21点を展示予定です。
会場では『よりぬきウッドハウス』1・2も販売いたしますので、
皆さまどうぞお運びください。
[案内状]
P・G・ウッドハウス 著/森村たまき 訳/つきぞえなお 挿画
定価 2,310円(本体価格2,200円)
ウッドハウスファン待望の新シリーズ第1巻!
エリザベス王太后陛下がファンだったことで知られる、
世界最高品質のウィット&ユーモア小説集。
初期作品ほか、本邦初訳を多数含む、
珠玉のオリジナルアンソロジー。
P・G・ウッドハウス 著/森村たまき 訳/つきぞえなお 挿画
定価 2,310円(本体価格2,200円)
ゴルフもの他、読み切り短編13編。ファン待望、
珠玉のオリジナルアンソロジー。
べっとりおセンチ小説に胃もたれを感じたら、
ウィットを効かせたスコッチ&
レモンが薫る一服の清涼剤、ウッドハウス小説をどうぞ!
大濱普美子氏 絵画展《 Trajets-FRA-PA-IS-TO 》
『たけこのぞう』の著者大濱普美子氏の絵画展が開催されます。
大濱氏は現在ドイツ在住、小説執筆だけでなく絵画やイラストなど、
幅広く活動をされています。
今回は様々な場所の屋内の情景(住居や店の中など)を中心に、
『たけこのぞう』の装丁に使用した絵も展示されます。
《 Trajets-FRA-PA-IS-TO 》
◆会期: 2014年4月1日 ~ 4月12日
◆場所:パリ・天理日仏文化協会
〈アタマン・エディルネはトルコ人で抽象画を描き、大濱普美子は日本人で具象画
を描いている。両者の社会的文化的な違いが、それぞれ色や形や画風に反映され、
二人展を興味深いものにしている。〉(案内状より)
*展示会のタイトル<FRA-PA-IS-TO>は,
フランクフルト、パリ、イスタンブール、東京から命名。
二人展で一緒に展示するアタマン・エディルネ氏の出身が
イスタンブールということから、二人の出身地、現在の
活動拠点、個展開催地の地名の頭文字を取っている。
[案内状]
〈大濱普美子氏コメント〉
今から約十五年前、フランクフルトの市民大学でデッサンのクラスに通い始めて以来、
言葉に携わるのとは何かと異なる、「絵を描く」作業に嵌まり込んでしまった。
どこか奇矯で浮世離れした「芸術家」という存在にも、様々に妄想が沸いた。
絵のためなら他の全てを犠牲にするのも厭わない、非常識で豪胆で身勝手でわがままで。
そう、ちょうど『たけこのぞう』に登場する画家の松子のような。
自分にはなかなか手の届かない理想像ではあるのだけれど、これからも精進して、
できる限り近づきたいものだと思う。
大濱普美子
大濱普美子 著
定価 2,310円(本体価格2,200円)
「フラオ・ローゼンバウムの靴」「浴室稀譚」ほか、
夢と現、幻視と写実が交錯する、無気味で不思議な
味わいの幻想譚6篇を収録。
《没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖》展覧会開催〈~ 5月6日 (火・休)〉
《没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖》展覧会開催
日本の初期写真史において最も重要な写真師の一人である下岡蓮杖
(1823-1914)が制作した写真作品、日本画作品を中心に展覧し、
日本写真文化の礎を築いた蓮杖の足跡をたどる大回顧展が開催されます。
本展は、蓮杖の生涯を体系的に記され、近年再評価されつつある『写真事歴』
(山口才一郎筆記、1894年、写真新報社)を軸に、下岡蓮杖の生涯を
実作品の展示によってひもとく、日本初の試みです。
◆会期: 2014年3月4日 (火) ~ 5月6日 (火・休)
◆場所:東京都写真美術館 3階展示室
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
Tel.03-3280-0099/Fax.03-3280-0033
◆休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
◆料金:一般 700円/学生 600円/中高生・65歳以上 500円
*国書刊行会より展覧会カタログ刊行
東京都写真美術館 監修
定価 2,940円(本体価格2,800円)
日本写真の開祖・下岡蓮杖。蓮杖撮影による初期写真
全246点のほか、日本画、洋画、工芸品など、多岐に
亘る作例と、最先端の論考からその謎に満ちた生涯に迫る。
皆様のご来場、お待ちいたしております。
『ピース』が毎日新聞 (3/2付)で紹介されました。
3/2毎日新聞で『ピース』が紹介されました。
評者は英文学者、翻訳家の若島正氏。
「最初のページを開けるなり、直ちに読者を物語の魅惑で包んでくれるような
小説がある。ああ、小説を読んでいるんだ、という喜びで、すっかり読者は
その物語の魅惑に身をあずけてしまう。(中略)『ピース』はそんなたぐい
稀な小説のひとつである。」
ジーン・ウルフ 著/西崎憲・館野浩美 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
『ケルベロス第五の首』の巨匠ウルフ、初期傑作長篇が
ついに刊行。美しい謎につつまれた、記憶と物語をめぐる
物語。年老いたオールデンは回想する、自分の半生を、
過去の不思議な出来事を、説明のつかない奇怪な事件を。