2/4付毎日新聞夕刊〈読書日記〉で『定本 何かが空を飛んでいる』が紹介されました。
評者は東京大学教授苅部直氏。
「稲生が注目するのは、(中略)空中に光る物体が浮いているとか、
不思議な乗り物を操る存在にであったといった物語が、円盤が登場
する前から、東西の伝説や文学にはあふれていたことである。」
「常識で説明のつかない現象や、目の前の世界をこえたものについて、
人間が強く魅せられてしまったときに働く、想像力のありようを教えてくれる」
稲生平太郎 著
定価 3,360円(本体価格3,200円)
UFO現象や神秘体験を明快に論じた奇跡的名著がついに復刊!
あわせて西洋近代オカルティズム略史、ジョン・ディーの精霊
召喚、ナチズムとオカルト、柳田國男・南方熊楠の山人論争など、
他界に魅せられし人々の、影の水脈をたどるオカルティズム・
民俗学エッセイ・評論を一挙集成。