12/22発売サンデー毎日1/5号で、『ボリバル侯爵』が紹介されました。
評者は翻訳家の古屋美登里氏。
「奇跡的な巡り合わせに瞠目しつつ、偶然と必然が兵士たちの一挙一投足を決定する
世界を見守るしかない。だが、物語を読む醍醐味はこのような時に味わえるのだ」
「人間の愚かさと欲望にまみれた戦いを優れた物語に高めている。
ボリバル侯爵
レオ・ペルッツ 著/垂野創一郎 訳
定価 2,730円(本体価格2,600円)
1812年、スペインに侵攻したナポレオン軍に対し、ゲリラに
よる反攻計画が噂されていた。民衆から崇拝を受ける謎の人
物ボリバル侯爵が、叛乱の口火を切る三つの合図をゲリラの
首領に授けたことを察知した占領軍は、これを阻止しようと
するが......。 『夜毎に石の橋の下で』のペルッツが、緻なプロット
と驚異のストーリーテリングで読者を翻弄、ボルヘスが絶賛した
幻想歴史小説。
夜毎に石の橋の下で
レオ・ペルッツ 著/垂野創一郎 訳
定価 2,730円(本体価格2,600円)
ISBN 978-4-336-05517-0 / Cコード 0097
神聖ローマ帝国の帝都プラハを舞台に、皇帝ルドルフ2世、
ユダヤ人の豪商とその美しい妻、高徳のラビ、武将、錬金
術師、宮廷道化、画家らが織りなす不思議な愛と運命の物語。
夢と現実が交錯する連作集にして幻想歴史小説の傑作。