12/18付日本経済新聞で、『ボリバル侯爵』が紹介されました。
評者は評論家の野崎六助氏。
「ナポレオン戦争の時代。スペインに進駐したドイツ人青年将校をとらえた
〈戦争の狂気〉。死人が戦局を動かす。不条理で滑稽でミステリアスで予言的。」
と評して下さっています。
レオ・ペルッツ 著/垂野創一郎 訳
定価 2,730円(本体価格2,600円)
1812年、スペインに侵攻したナポレオン軍に対し、ゲリラに
よる反攻計画が噂されていた。民衆から崇拝を受ける謎の人
物ボリバル侯爵が、叛乱の口火を切る三つの合図をゲリラの
首領に授けたことを察知した占領軍は、これを阻止しようと
するが......。
『夜毎に石の橋の下で』のペルッツが、緻なプロットと驚異
のストーリーテリングで読者を翻弄、ボルヘスが絶賛した幻
想歴史小説。