7/28付朝日新聞 書評で、『パウリーナの思い出に』が紹介されました。
評者は批評家で早稲田大学教授の佐々木敦氏。
「ベスト・オブ・ビオイカサーレスと呼ぶべき作品集である。」
「「謎」と「愛」が、ビオイカサーレスの2大テーマである。
この二つの要素が出会い絡み合うとき、意外性とロマンに満ちた、
奇跡のような小説が生まれる。」
アドルフォ・ビオイ=カサーレス 著/野村竜仁/高岡麻衣 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
幻影の土地に生まれた真の幻想作家、本邦初の短篇集。
ボルヘスをして「完璧な小説」と言わしめた『モレルの発明』の
ビオイ=カサーレスが愛と世界のからくりを解く十の短篇。
愛の幻想、もう一つの生、影と分身を巡る物語。