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2013年7月情報一覧です。

2013/07/30

『たけこのぞう』が『三田文学』『週刊朝日』ほか各雑誌で紹介されました。

『三田文学』夏季号
 評者は文芸評論家の田中和生氏。
 「性的な関係から自由な女性の幻想譚」
 「そこに定着された感覚は、男性によって担われてきた近代文学に
  拮抗する言葉を実現しようとするフェミニズムの系譜に連なるものとは違うし、
  また一九八〇年代以降に次々と登場してきた女性の書き手たちの作品に見られる
  性的な身体を肯定するものでもない。」
 「密やかに、しかし力強く新人作家の出発を告げる作品集である。」


『週刊朝日』8/9号
 評者は詩人の蜂飼耳氏。
 「遠いようで近いような距離感が滲む。」
 「著者の作風はどこか古風ともいえるだろう。
  けれど、その方法だか生まれた作品だということも、伝わってくる。
  空間の、温度や湿度。それすらも伝わってくる。」


『SFマガジン』 9月号
 評者は文芸評論家の笹川吉晴氏
 「危ういが絶妙なバランスの心象世界を映し出した佳作品集だ。」


『小説推理 』9月号
 評者は雑誌「幽」編集長でアンソロジストの東雅夫氏。
 「怪談好きも幻想文学ファンも、こぞって読むべし。」


『GLOW』9月号「オンナがアガる読書指南」コーナー
 紹介は書評家・評論家の大森望氏。
 「ゆったりとした時間と、そこはかとない怖さが美しく紡がれてゆく。」


『GINGER』9月号「新刊レビュー!本棚の新しい仲間」コーナー
 紹介は書評家の温水ゆかり氏。
 「岩からしみ出す水を思わせるようなデビュー作!」
  


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大濱普美子 著
定価 2,310円(本体価格2,200円)
ISBN 978-4-336-05666-5 / Cコード 0093
「フラオ・ローゼンバウムの靴」「浴室稀譚」ほか、
 夢と現、幻視と写実が交錯する、無気味で不思議な
 味わいの幻想譚6篇を収録。
    

2013/07/30

『種村季弘傑作撰』(全2巻)刊行記念諏訪哲史氏トークイベント開催!!

芥川賞作家・諏訪哲史氏が恩師・種村季弘を語る!


怪物、吸血鬼、少女幻想、詐欺師、錬金術、マニエリスム─-。
異端文化を長年にわたり紹介し、澁澤龍彦とともに幻想文学と
いうジャンルの確立に貢献した知的迷宮の怪人・種村季弘。
種村に直接教えを受けた芥川賞作家・諏訪哲史が、
全身全霊を込めて編纂解説した『種村季弘傑作撰』の刊行を記念して、
亡き恩師の作品や思い出を語り尽くします。
トークショー後、諏訪哲史さんによるサイン会あり
(『種村季弘傑作撰』、諏訪哲史さんの著作※ただし文庫を除きます)。


◆開催日時:9月7日(土)15:00~17:00
           (開場14:30 トーク90分、サイン会30分)
◆開催場所:東京堂書店
                 神田神保町店6階東京堂ホール
                    東京都千代田区神田神保町1丁目17番地
            
◆参加方法:参加費800円(要予約 ドリンク付き)
       東京堂の店頭または電話・メールにて、
      件名「諏訪哲史イベント参加希望」とお申し出いただき、
                お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
                イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。
                     電話:03-3291-5181

              ※当日13:00より1階総合カウンターにて受付を行います。
                店内カフェにて指定のドリンクとお引換えください。
                尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。

               東京堂書店 イベントページ




種村季弘 著/諏訪哲史 編
定価 2,625円(本体価格2,500円)
怪物、吸血鬼、少女幻想、詐欺師、錬金術、人形、マニエリスム―─怪人タネラムネラの膨大多彩な著作の中から、傑作本格評論38編を2巻に精選したタネムラ・ワールド・アトラス》。多面体文学者の無限迷宮を一望に!!


             

2013/07/29

『パウリーナの思い出に』が朝日新聞(7/28付)で紹介されました。

7/28付朝日新聞 書評で、『パウリーナの思い出に』が紹介されました。


評者は批評家で早稲田大学教授の佐々木敦氏。
「ベスト・オブ・ビオイカサーレスと呼ぶべき作品集である。」
「「謎」と「愛」が、ビオイカサーレスの2大テーマである。
この二つの要素が出会い絡み合うとき、意外性とロマンに満ちた、
奇跡のような小説が生まれる。」



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アドルフォ・ビオイ=カサーレス 著/野村竜仁/高岡麻衣 訳
定価 2,520円(本体価格2,400円)
幻影の土地に生まれた真の幻想作家、本邦初の短篇集。
ボルヘスをして「完璧な小説」と言わしめた『モレルの発明』の
ビオイ=カサーレスが愛と世界のからくりを解く十の短篇。
愛の幻想、もう一つの生、影と分身を巡る物語。

2013/07/29

『ミスター・ピーナッツ』が夕刊フジ(7/26付)で紹介されました

7/26付夕刊フジで『ミスター・ピーナッツ』が紹介されました。

「夫婦間の不和、セックスレスや不倫など結婚生活の悲喜こもごもをユーモラスに描く
ミステリ風味のエンターテインメント。と同時に実験小説的な面もある歯応え十分の
大胆なデビュー作だ。」





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アダム・ロス 著/谷垣暁美 訳
定価 3,150円(本体価格3,000円)
スティーヴン・キング、スコット・トゥロー絶賛!「ニューヨーカー」
「エコノミスト」等で年間ベストブックに選出。
メビウスの輪の上で愛と人生と悪夢は続く......
仕掛けに満ちた異色の殺人ミステリー/ラブ・ストーリー。

2013/07/29

『種村季弘傑作撰』が読売新聞(7/26付)で紹介されました。

7/26付読売新聞 本よみうり堂で『種村季弘傑作撰』が紹介されました。

「「吸血鬼のエロチシズム」「黒い錬金術」など、魅惑的な題の文章が並ぶ。
種村は少年時代に焼け跡となった東京を原点に、独自の"反世界"を作り上げた。」
「諏訪さんの解説も、異様な熱を帯びている。」
と評されています。





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種村季弘 著/諏訪哲史 編
定価 2,625円(本体価格2,500円)
怪物、吸血鬼、少女幻想、詐欺師、錬金術、人形、マニエリスム――怪人タネラムネラの膨大多彩な著作の中から、傑作本格評論38編を2巻に精選したタネムラ・ワールド・アトラス》。多面体文学者の無限迷宮を一望に!!

2013/07/26

『エプロンおじさん』がTBSテレビ「ゴロウ・デラックス」(7/25放送)で紹介されました。

TBSテレビ系列のバラエティー番組「ゴロウ・デラックス」7月25日の放送に、
『エプロンおじさん 日本初の男性料理研究家・牧野哲大の味』の
牧野哲大氏がゲストとして出演いたしました。

「ゴロウ・デラックス」は毎回一冊の課題図書を選び、
MCの稲垣吾郎さん(SMAP)とゲストがトークを繰り広げる、
トーク&バラエティー番組です。
今回の課題図書は『エプロンおじさん 日本初の男性料理研究家・牧野哲大の味』。
放送では牧野さんご自慢のアンティークの食器や小物でスタジオを飾り、
牧野さんオリジナルレシピを稲垣さんたちに振る舞いつつ、
生い立ちや、NHK「きょうの料理」出演時のエピソードなどを披露。
牧野さんのやさしくも芯の通った人柄の伝わる放送でした。


TBSテレビ系列
「ゴロウ・デラックス」
SMAPで最もおしゃべり大好き、稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!
小島慶子の言いたい 放題!斬りたい放題!ノンストップトークバラエティ!
毎週木曜深夜0:28から放送!





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高原たま 編著
定価 1,785円(本体価格1,700円)
男性料理研究家のさきがけ、エプロンおじさんこと牧野哲大氏の
80年を料理とともにたどる一冊。
「なつかしい味」「あこがれの味」「いまの味」をテーマにした
30以上のオリジナルレシピに加え、秘蔵のエプロンコレクションも紹介。


2013/07/25

2013年度版 国書刊行会図書目録を作成いたしました。

2013年度版の図書目録を作成いたしました。
ご希望の方はお問い合わせフォーム、またはメールにてお問い合わせください。
郵送にてお送りさせていただきます。



2013/07/18

山尾悠子 連作掲載開始(文學界 8月号)

『山尾悠子作品集成』『歪み真珠』等で小社とは縁の深い山尾悠子さんですが、
今月は文芸誌に登場しています。
創作の発表としては文芸誌初登場となります。
 
文藝春秋「文學界」8月号 : 連作「飛ぶ孔雀」/山尾悠子
 
今号より連作開始だそうですが、不定期掲載で次回掲載は秋になるとか。
今から非常に楽しみですね!
「文學界」HPより冒頭部の立ち読みができますので、
気になる方は是非、チェックを。


「文學界」最新8月号 紹介ページ

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2013/07/17

『薔薇の鉄索』が毎日新聞(7/17付)で紹介されました。

7/17付毎日新聞で、『薔薇の鉄索 村上芳正画集』が紹介されました。
村上芳正の画業、現在開催中の展覧会の告知とともに触れられています。

毎日jp






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村上芳正 画/田中幸一 監修/本多正一・堀江あき子・竹上晶 編
定価 5,040円(本体価格4,800円)
三島由紀夫、赤江瀑、倉橋由美子、多田智満子ら個性的な作家たちの
書籍を繊細な色彩と眩惑的な線描画で飾り、沼正三『家畜人ヤプー』
の耽美的挿画で衝撃を呼んだ孤高の画家。
独自の芸術世界を再現する待望の画集をついに刊行。


2013/07/17

『日本語文例集』が産経新聞(7/14付)で紹介されました。

7/14付産経新聞で、『日本語文例集』が紹介されました。
書影とともに掲載され、
「国語や作文教育はもっと実用的・実践的であるべきだ、と説く著者が
 文章を書くよりどころとなる「読むべき」文章を100選んで、解説を添えた。
 (中略)熱のこもった解説を読むだけでも楽しくなる。」
と評されています。

msn 産経ニュース





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野内良三 著
定価 3,990円(本体価格3,800円)
古典から、さまざまなジャンルの現代の書き手まで、
書くときに拠り所となる「読むべき」文章を精選し、
それぞれに解説を加えた、文例集であると同時に作文術指南の書。
巻末に、文彩を網羅した「レトリック小辞典」を付す。

2013/07/16

『復刻版 工芸ニュース』が読売新聞(7/14付)で紹介されました。

7/14付読売新聞 くらしのページのコラムで、
『復刻版 工芸ニュース』が紹介されました。

「著名なデザイナーが編集に関わり、デザインに関する
 内外の最新動向や地域に残る伝統工芸などを紹介。
 紙面を通して、現在に繋がるモダンな生活様式が
 広まっていく様子を知ることのできる貴重な資料でもある。」





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財団法人 工芸財団 監修
定価 147,000円(本体価格140,000円)
『工芸ニュース』は昭和7年に商工省工芸指導所の編集により
創刊された。指導所の多岐にわたる試験・研究、国内外の工芸・
デザイン関連ニュースを詳細に伝える、日本のデザイン史・産
業史研究における重要な基本的一次資料。


2013/07/16

『薔薇の鉄索』が読売新聞(7/14付)で紹介されました。

7/14付読売新聞 本よみうり堂の中で、
『薔薇の鉄索 村上芳正画集』が紹介されました。
村上芳正の画業、現在開催中の展覧会の告知とともに触れられています。







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村上芳正 画/田中幸一 監修/本多正一・堀江あき子・竹上晶 編
定価 5,040円(本体価格4,800円)
三島由紀夫、赤江瀑、倉橋由美子、多田智満子ら個性的な作家たちの
書籍を繊細な色彩と眩惑的な線描画で飾り、沼正三『家畜人ヤプー』
の耽美的挿画で衝撃を呼んだ孤高の画家。
独自の芸術世界を再現する待望の画集をついに刊行。


2013/07/08

三島由紀夫の最後の装幀画家「村上芳正展」開催〈〜9/29(日)〉

三島由紀夫の最後の装幀画家「村上芳正展」
 -「家畜人ヤプー」原画を中心に......幻想耽美の世界-


三島由紀夫「豊饒の海」、沼正三「家畜人ヤプー」、澁澤龍彦/編
「暗黒のメルヘン」、連城三紀彦「戻り川心中」、多田智満子「四面道」、
ジャン・ジュネ全集......
これらは、画家・村上芳正(1922~)が装幀・装画を手掛けた書物です。
他にも赤江瀑、倉橋由美子、河野多恵子、曾野綾子、瀬戸内晴美(寂聴)、
原田康子、日影丈吉、吉行淳之介、渡辺淳一など、1960~1980年代の様々な
個性派作家の著作を、繊細な色彩と眩惑的な線描画で彩りました。
その虚無感漂う夢幻の世界は、文学世界をあらわしながらも、独自の
芸術世界を作り出しています。
 装幀装画は、大量に印刷される絵であり、印刷されてこそ完成形と
いえるものです。しかし残念ながら、丁寧に描きこまれた筆致や繊細な彩色が、
画家の表現したい意図そのままに印刷物に再現されることはありません。
それがわかっていても、村上は自分の技法にこだわりを持って精緻かつ流麗な
線描画を描き続け、結果、多くの著者と幾万の読者に愛され続けました。
 そして挿絵画家の宿命で、装幀した書籍が市場から姿を消すとともに、
その存在も時代の波に埋もれていきました。
本展では、村上が手放すことなく保管してきた装幀挿絵原画を中心に
展観いたします。本来読者が目にすることはない装幀装画の原画から、
村上芳正の幻想耽美の世界をご堪能いただきます。
 あわせて、初版本、掲載雑誌、映画ポスター、レコードジャケット、
デッサン、写真などの作品資料も展示し、その画業の軌跡をご紹介いたします。


◆会期: 2013年7月5日(金)~9月29日(日)
◆開館時間:午前10時~午後5時
             (入館は午後4時30分までにお願いします)
◆休館日:月曜日(ただし、8/12(月)は臨時開館、7/15(月・海の日)開館、
            翌16(火)休館、9/16(月・敬老の日)開館、翌17(火)休館、
            9/23日(月・秋分の日)開館、翌24(火)休館)
◆場所:弥生美術館
         〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
          TEL:03(3812)0012
          地下鉄千代田線「根津駅」1番出口or
          地下鉄南北線「東大前駅」1番出口 より共に徒歩7分
◆料金:一般900円/大・高生800円/中・小生400円
     (竹久夢二美術館もご覧いただけます)

◎9月7日(土)午後6時より、宇野亜喜良先生とのトークショーを行います。
 詳細は弥生美術館HPをごらんください。
 

◎弊社より展覧会にあわせて、初の画集『薔薇の鉄索 村上芳正画集』を刊行!
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村上芳正 画/田中幸一 監修/
本多正一・堀江あき子・竹上晶 編
定価 5,040円(本体価格4,800円)
三島由紀夫、赤江瀑、倉橋由美子、多田智満子ら
個性的な作家たちの書籍を 繊細な色彩と眩惑的な
線描画で飾り、沼正三『家畜人ヤプー』の耽美的挿画で
衝撃を呼んだ孤高の画家。独自の芸術世界を再現する
待望の画集をついに刊行。

2013/07/08

『演劇学へのいざない』が図書新聞(7/6号)ほかで紹介されました。

『演劇学へのいざない』が図書新聞(7/6号)、シアター・アーツ2013夏号にて紹介されました。

図書新聞の評者ドイツ文学者の岡田素之氏。
「一回的な出来事である「上演」を対象とした演劇学の教科書」
シアター・アーツの評者は明治大学准教授の萩原健氏。
「日本の演劇研究が今後の展開を探るための一助として、
 本書がもつ意義は非常に大きい。」




エリカ・フィッシャー=リヒテ 著
山下純照/石田雄一/高橋慎也/新沼智之 訳
定価 3,780円(本体価格3,600円)
ISBN 978-4-336-05639-9 / Cコード 0074
グローバルな領域で演劇研究を行い、
国際演劇学会長も務めた著者が、長年にわたる
研究と教育の集大成として著した、
これから演劇学を学ぼうと志す人、
さらには演劇学を研究対象として選択する人にとっての
類を見ない入門書。

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