2013年5月
2013年5月情報一覧です。
生誕100周年記念 中原淳一展開催(6/1〜7/15)
戦前から戦後にかけて、ファッションやインテリア、ライフスタイルに至るまで美しさを
追求した提案をし、女性たちから圧倒的に支持された中原淳一(1913-1983)。
弱冠19歳で開催した自作のフランス人形展で大きな反響を巻き起こした中原は、
それを機に専属挿絵画家となった雑誌『少女の友』で爆発的な人気を得て、一世を風靡します。
戦後、『それいゆ』『ひまわり』といった雑誌を次々に創刊。豊かで美しい暮らしを送るための
ちょっとした工夫や技術、内面を磨く教養が、読んでいるうちに自然に身に付くようにと作られた
これらの雑誌を通じ、中原は女性たちのカリスマ的存在となってゆきました。
その活動は多岐にわたるもので、編集長としてはもちろんのこと、イラストレーター、
ファッションデザイナー、ヘア メイクアーティスト、スタイリスト、インテリアデザイナー、
プロデューサー、人形作家、作詞家といった多彩な分野において天才的な才能を発揮し、
いずれの分野でも現代へとつながる先駆的な役割を果たしたといえるでしょう。
生誕100周年を記念する本展は、初公開となる『ひまわり』表紙原画3点をはじめとした
雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録など約400点を展覧する大回顧展となります。
また中原が描いたシンデレラのドレスや、「少女の部屋」をテーマに彼が提案した三畳間を再現。
現代も色褪せない中原独特の美学に迫ります。
◆会期:2013年6月1日(土)〜7月15日(月・祝)
◆開館時間:午前10時~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
◆場所:そごう美術館
横浜駅東口そごう横浜店6階
◆入館料:大人1,000円、大学・高校生800円、中学生以下無料
【記念講演会】
「中原淳一先生との思い出」
中原に見出され『ジュニアそれいゆ』の料理コーナーを担当した
牧野哲大氏に、当時の思い出を語っていただきます。
・講師:牧野哲大氏(料理研究家・人形作家)
・日時:6月20日(木)午後2時から
・参加費:500円(消費税含む。別途入館料が必要となります。)
・定員:60名(事前申込み、先着順)
・会場:そごう美術館展示室内特設会場
・応募方法:そごう美術館までお電話でお申込みください。 電話 045-465-5515
【生花を使ったフラワーアレンジメント】
「あなたの心を伝える花束」
花をこよなく愛した中原は、花束には心が託されていると
考えていました。あなたの美しい心を花束にしてみませんか?
・講師:なかやまれいこ氏(フラワーデザイナー)
・日時:7月4日(木)午後2時から
・参加費:5,000円(生花代、キット代、入館料、消費税を含みます。)
・定員:30名さま(事前申込み、先着順)
※花バサミを各自ご持参ください。
・会場:そごう美術館展示室内特設会場
・応募方法:そごう美術館までお電話でお申込みください。電話 045-465-5515
〈手塚治虫トレジャー・ボックス〉全巻購入者特典発送のお知らせ
〈手塚治虫トレジャー・ボックス〉全3巻をご購入いただいた方への応募者特典を
2013年5月29日に発送いたしました。
到着まで1週間程度かかる場合もございますので、何卒ご了承下さい。
以降にご応募いただいた方は、順次発送させていただきます。
【特典内容】
本シリーズの各作品(『W3』『バンパイヤ』『どろろ』)の複製原画(A3・全5枚)
【応募方法】
各巻についている特典券を切り取り、書籍に封入された特典請求カードに
貼ってお送りください(請求締め切りは最終巻配本の6か月後)。
手塚マンガ黄金期の大人気作、〈雑誌オリジナル版〉がついに完全復刻!!
胸躍るSFからピカレスクロマン、妖気漂う冒険譚まで......
数多ある手塚漫画の中でも絶大な人気を誇る3作品を、
雑誌掲載時のまま美麗箱に入れて完全復刻。 これぞまさに宝箱!!
『吉田松陰の士規七則』についてお詫びとお願い
平素は格別のご愛顧をたまわり、厚くお礼申し上げます。
5月20日に発売しました『吉田松陰の士規七則』において
「まえがき」及び「もくじ」に記載されている<口絵>が欠落しておりました。
誠に恐縮に存じますが、<口絵>を<差し込み>とさせていただきます。
既にお買い上げのお客様におかれましては、大変お手数ではございますが、
当ホームページ「お問い合わせフォーム」等にて、
ご連絡頂きますようお願い申し上げます。
郵便番号・ご住所・お名前を明記いただければ、
折り返し<差し込み>をお送り致します。
不手際につきまして心よりお詫び申し上げます。
『クロコディル』が日本経済新聞(5/22付)で紹介されました。
5/22付日本経済新聞夕刊で『クロコディル』が紹介されました。
〈目利きが選ぶ今週の3冊〉として
批評家の陣野俊史氏が推薦してくださっています。
ルイ=クロード・ド・サン=マルタン 著
今野喜和人 訳
定価 4,725円(本体価格4,500円)
大革命前夜、物情騒然たるパリに突如出現した鰐の怪物と、
超能力を駆使するエレアザールとの、時空を超越した戦いを、
魔術やSF的発想をふんだんにちりばめて描いた、18世紀
フランス最大の神秘思想家による奇書中の奇書。
『私の見た日本人』が週刊朝日(5/21発売)で紹介されました。
5/21発売 週刊朝日で『私の見た日本人』が紹介されました。
評者は小説家の片岡義男氏。
「「事物や情景を微細に見つめて本質をつかみ見事に表現する力」と訳者が書くパール・バックの優れた能力の充分に発揮された文章」
「変わらない日本につて考えるための定点として、本書はその機能をうしなっていない。」
と紹介されています。
週刊朝日
パール・バック 著/丸田浩 監修/林政子 訳
定価 3,150円(本体価格3,000円)
ISBN 978-4-336-05626-9 / Cコード 0098
バックが幼少に過ごした長崎から、沖縄~北海道まで
日本各地を訪れた体験やエピソード、友人との親交を
基に日本を綴った幻の随想集。
戦後の日本を活写した写真も多数収録。
動画コンテンツ「高森ウィンドウズ」に『続・田中卓著作集』完結記念対談動画掲載
「ゴー宣道場」内動画コンテンツ「高森ウィンドウズ」に
『続・田中卓著作集』完結記念対談動画掲載
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』などで知られる漫画家・
小林よしのり氏が、主催するサイト「ゴー宣道場」。
その中のコンテンツのひとつ、神道学者・高森氏の動画コラム「高森ウィンドウズ」で
『続・田中著作集』完結記念として、高森明勅氏と弊社編集者の対談が配信されました。
刊行のいきさつ、田中卓氏についてなど、他では知ることのできない話も盛りだくさんです。
5/24(木)には第2回配信も予定されていますので、
是非、ご視聴ください。
また、第1巻刊行時にも、高森ウィンドウズ#90にて
第1巻第13章を解説してくださっています。
『田中卓著作集』(全12冊)完結から13年、著者の学問的情熱はその後も留まることを知らず、
次々と新たな研究成果を発表されてきた。今回、博士の米寿を記念し、日本の主要な神社史、
大和朝廷の建国史、および大東亜戦争中から師事された平泉澄博士の真姿と終戦の真相を示す論評・
資料・記録など、著作集未収録の論文と新稿を、全6巻に編纂して刊行するものである。
著者が、学問・真実の解明への絶えざる研鑽・精進によって、日本古代上代史の研究を先導し、
学界に独自の地歩を確立されたことは、言うを俟たない。今回、博士の還暦を記念して、博士が
執筆された数多い論稿の中から、学術論文・著述・校訂本等を集成して、日本神話・国家の成立
と展開・伊勢神宮・律令制度・典籍文献など、極めて多方面に亘る博士の研究業績を、全11巻に
編纂して刊行するものである。各巻毎に解説を付す。
『絵本化鳥』が第47回造本装幀コンクール入賞!
『絵本化鳥』が第47回造本装幀コンクール入賞!
弊社より刊行された泉鏡花原作、中川学画の『絵本化鳥』が、
「第47回造本装幀コンクール」で読書推進運動協議会賞を受賞いたしました。
装幀を担当してくださったのはアートディレクター&デザイナーの泉屋宏樹さんです。
入選作品は7/3(水)〜7/6(土)に東京ビッグサイトで行われる
「第20回東京国際ブックフェア」特設展示ブースにて展示予定、
またドイツで行われるフランクフルトブックフェアでも展示される予定です。
泉鏡花 作
中川学 画
東雅夫 監修
定価 1,995円(本体価格1,900円)
ISBN 978-4-336-05544-6 / Cコード 0071
文豪・泉鏡花の傑作短篇を、《和ポップ》の気鋭画家
中川学が完全絵本化。50頁におよぶオールカラーの絵で、
子どもから大人までが楽しめる、ふしぎな絵物語の世界。
評論家東雅夫と鏡花研究家吉田昌志による解説も収録。
豊崎由美さん×海猫沢めろんさんトークイベント 「第27回 読んでいいとも!ガイブンの輪」開催!! 〈6月29日(土)〉
6/29 豊崎由美×海猫沢めろんさんトークイベント
「読んでいいとも!ガイブンの輪 第27回」
「読んでいいとも!ガイブンの輪」(通称「よんとも」)は書評家の豊崎由美さんが
「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」方式でゲストをお招きし、」素敵な本屋さんを転々として海外文学について語り合う流浪番組、ではなくトークショーです。
これまで、野崎歓さん→川上弘美さん→岸本佐知子さん→榎本俊二さん→本谷有希子さん→特別編・柴田元幸さん+若島正さん〕→宮沢章夫さん→前田司郎さん→〔特別編・大森望さん+岸本佐知子さん〕→石川直樹さん→鴻巣友季子さん→〔特別編・群像社×水声社×未知谷〕→片岡義男さん→小池昌代さん→青柳いづみこさん→古屋美登里さん→影山徹さん→〔特別編・いしいしんじさん〕→坂川栄治さん→藤田新策さん→滝本誠さん→風間賢二さん→高山宏さん→〔特別編・作品社×水声社×国書刊行会×白水社×早川書房×河出書房新社〕→安藤礼二さん→佐々木中さんと海外文学好きのお友達を紹介していただきました。
今回は佐々木中さんからのご紹介で、文筆家の海猫沢めろんさんをお招きします!!
◆日時:6月29日(土)17:00~18:30(開場16:30)
◆場所:神田神保町店6階東京堂ホール
◆参加費:800円(要予約 ドリンク付き)
◆参加方法:店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、
件名「豊﨑さん海猫沢さんイベント参加希望」とお申し出いただき、
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。
電話 03-3291-5181
※当日15:00より1階総合カウンターにて受付を行います。
参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、店内カフェにて
指定のドリンクとお引換えください。尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。
《プロフィール》
豊崎由美(とよざき・ゆみ)
ライター、書評家。「GINZA」「本の雑誌」「TVBros.」「文藝」などで書評を多数掲載。
主な著書に『そんなに読んで、どうするの?』(アスペクト)、『正直書評。』(学習研究社)、
『勝てる読書』(河出書房新社)、『ニッポンの書評』(光文社新書)などがある。
最新刊は『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社)。
海猫沢めろん(うみねこざわ・めろん)
文筆家。1975年、大阪生まれ。高校卒業後、紆余曲折を経て上京。
『左巻キ式ラストリゾート』(イーグルパブリシング)でデビュー。
「愛についての感じ」で第33回野間文芸新人賞候補。
他に『零式』(ハヤカワ文庫)、『全滅脳フューチャー!!!』(幻冬舎文庫)、『ニコニコ時給800円』(集英社)などがある。
現在「genron.etc」に「ディスクロニアの鳩時計」を連載中。