細江英公×平野啓一郎トークイベント開催!
今年5月に細江氏体調不良により中止となりましたトークイベントを復活、8月に開催いたします。
会場は同じ青山ブックセンター本店です。
日本を代表する写真家と作家の貴重な対談です。是非ともお見逃しなく!
『創世記 若き日の芸術家たち』(国書刊行会)刊行記念
細江英公 × 平野啓一郎 トークショー
細江英公写真集『創世記 若き日の芸術家たち』の刊行を記念して、著者である写真家の細江英公さんと小説家の平野啓一郎さんをお招きしてトークイベントを開催いたします。若き芸術家たちについて、写真について、芸術について、お二人に大いに語っていただきます。
*イベント終了後、サイン会を予定しております。
日時:8月26日(日)14時~(開場13時半)
会場:青山ブックセンター本店・大教室
入場料:1050円(税込) 定員:110名
店頭かお電話にてご予約を受け付けております。
※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。
※当日の入場は、先着順・自由席となります。
予約・お問い合わせ先:青山ブックセンター本店
03-5485-5511(受付時間 10:00~22:00)
本写真集は、世界的に活躍する写真家細江英公が、主に知人の芸術家を撮影したポートレイトを集大成したもので、『薔薇刑』『鎌鼬』など、数々の名作写真集を送り出した細江英公にとっても初のポートレイト集となります。これほどの芸術家たちが揃う写真集はおそらく本邦初であり、二十世紀後半の日本における芸術・文化状況の貴重なドキュメントにもなっています。また、未発表、単行本未収録の作品を多数収録しており、例えば、三島由紀夫写真は『薔薇刑』未収録の作品です。
*出演者プロフィール
細江英公
写真家、清里フォトアートミュージアム館長、東京工芸大学名誉教授。日本写真家協会会員、日本写真協会会員、日本写真芸術学会会員。1933年山形県生まれ。17歳の時に富士フィルム主催の「富士フォトコンテスト学生の部」で最高賞を受賞し、写真家を志す。52年東京写真短期大学(現東京工芸大学)入学後は、デモクラート美術家協会を主催する瑛九と交流を深めながら、独自の芸術観を確立。大学卒業後、フリーの写真家として活動し、56年には初の個展「東京のアメリカ娘」を開催。59年、川田喜久治、佐藤明、丹野章、東松照明、奈良原一高らとともに写真家のセルフ・エージェンシー"VIVO"を結成。60年、個展「おとこと女」により日本写真批評家協会新人賞を受賞。その後も三島由紀夫を被写体とした『薔薇刑』、舞踊家の土方巽を被写体とした『鎌鼬』など、数々の名作写真集を刊行。70年芸術選奨文部大臣賞受賞、98年紫綬褒章授受、07年旭日小授章受章、08年毎日芸術賞受賞。2010年にはニューヨークにてナショナル・アーツクラブより日本人として初めて第18回写真部門生涯業績金賞を受賞。同年秋、文化功労者に選出される。主な写真集に『おとこと女』『抱擁』『死の灰』『気骨』などがある。
平野啓一郎
1975年愛知県生れ。京都大学法学部卒。1999年、在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、2002年発表の大長編『葬送』をはじめ、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『かたちだけの愛』
『モノローグ(エッセイ集)』、『ディアローグ(対談集)』など多数。今年5月31日から東京・新国立劇場で上演された『サロメ』のために訳し下したオスカー・ワイルド『サロメ』が光文社新訳文庫より刊行。5月には『ドーン』文庫版(講談社)も刊行された。11月には『空白を満たしなさい』(「モーニング」誌連載)が講談社より単行本化される。