日本の近代写真の成立と展開を語る上で欠かすことのできない、
新興写真の旗手として知られる堀野正雄(1907-1998)。
その強烈なまでの個性に満ちあふれた作風により、写真家としての名前は知られていますが、
実際の活動の軌跡と評価、位置づけは不十分なものと言わざるを得ませんでした。
しかし近年、若い世代の写真史研究者はもとより、デザイン史やメディア史の研究者が強い関心を寄せており、
その成果も見えはじめています。
本展は、「幻の写真家」ともいうべき堀野正雄の仕事の全体像を明らかにすることによって、
1930年代を中心とする写真史にあらたなヴィジョンを構築する展覧会です。
偉大なる近代写真家の視線とその時代性を体感すると同時に、
新しい世代にも注目されているモダニズムの感覚を十二分に堪能できることでしょう。(東京都写真美術館HPより)
国書刊行会の書籍も公式図録として販売中です。
*読売新聞(3/27付)でも展覧会と図録が紹介されました。
「幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界」
◆会場:東京都写真美術館 3階展示室
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
*JR恵比寿駅東口より徒歩約7分(動く通路使用)
*東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分
電話番号 03-3280-0099
◆会期:2012年3月6日 ( 火 ) ~ 5月6日 ( 日 )
◆休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
*ただし5/1(火)は開館します
◆観覧料:一般 700円/学生 600円/中高生・65歳以上 500円