書籍詳細
ドウテイオウ
童貞王
- 発売日
- 2015/09/24
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 978-4-336-05945-1
- ページ数
- 340頁
定価 3,080円(本体価格2,800円)
内容紹介
バイエルンの「狂王」として名高いルートヴィヒ2世と、音楽界の巨匠リヒャルト・ワグナー、実在のこの二人をモデルにした長編小説、本邦初訳。俗世間から隔絶した人工楽園に住む美貌の王フリードリヒ2世と、魔的な天才作曲家ハンス・ハンマー──19世紀末を舞台にした、〈耽美主義者と魔術師〉の聖なる物語。
著者紹介
カチュール・マンデス (カチュールマンデス)
中島廣子 (ナカジマヒロコ)
大阪市立大学名誉教授。博士(文学)
[専門分野]フランス世紀末文学、幻想文学。
[主要業績]著書:『「驚異」の楽園』(国書刊行会、1997年)、『フランス幻想文学の総合研究』(共著、国書刊行会、1989年)、『フランス名句辞典』(共著、大修館書店、1991年)他。翻訳:カチュール・マンデス『童貞王』(共訳、国書刊行会、2015年)、エレミール・ブールジュ『落花飛鳥』(国書刊行会、1993年)、『神々の黄昏』(共訳、白水社、1985年)、マルセル・シュネデール『フランス幻想文学史』(共訳、国書刊行会、1987年)。
辻昌子 (ツジマサコ)
大阪公立大学大学院文学研究科都市文化研究センター研究員。博士(文学)
[専門分野]十九世紀末フランスのジャーナリズム文学、ジャン・ロラン研究。
[主要業績]著書:『「ジャーナリスト作家」ジャン・ロラン論——世紀末的審美観の限界と「噂話の詩学」』(大阪公立大学共同出版会、2013年)。翻訳:カチュール・マンデス『童貞王』(共訳、国書刊行会、2015年)。