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書籍詳細

新編バベルの図書館 3

シンペンバベルノトショカンダイサンカン

新編バベルの図書館 第3巻

ホルヘ・ルイス・ボルヘス 編纂/序文

発売日
2013/03/19
判型
A5判
ISBN
978-4-336-05529-3
ページ数
618頁

定価 7,150円(本体価格6,500円)

内容紹介

バベルの図書館シリーズ、イギリス編Ⅱ。スティーヴンソン、ダンセイニ卿、マッケン、ヒントン、ベックフォードの巻。「声たちの島」「カルカッソーネ」「輝く金字塔」「ペルシアの王」「ヴァテック」ほか全19編を収録。

著者紹介

ホルヘ・ルイス・ボルヘス (ホルヘルイスボルヘス)

1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

目次

スティーヴンソン*高松雄一・高松禎子訳
声たちの島
壜の小鬼
マーカイム
ねじれ首のジャネット

ダンセイニ卿*原葵訳
潮が満ち引きする場所で
剣と偶像
カルカッソーネ
ヤン川の舟唄
野原
乞食の群れ
不幸交換商会
旅籠の一夜

マッケン*南條竹則訳
黒い石印のはなし
白い粉薬のはなし
輝く金字塔

ヒントン*宮川雅訳
第四の次元とは何か
平面世界
ペルシアの王

ベックフォード*私市保彦訳
ヴァテック