書籍詳細
エイガロンソウロクジュウヨン
映画論叢 64
- 発売日
- 2023/11/16
- 判型
- A5判
- ISBN
- 978-4-336-07589-5
- ページ数
- 128頁
定価 1,100円(本体価格1,000円)
内容紹介
日活退社、『ある兵士の賭け』『密約』そして『血の絆』まで、トラブル続きだった千野皓司監督が人生を振返る。色悪スター、スティーブ・コクランの謎の死の真相。英国映画を世界的存在にした異邦人アレクサンダー・コルダ。傑作『愛すれど心さびしく』を徹底分析する…等々、今号も映画史的発見が満載。
著者紹介
丹野達弥 (タンノタツヤ)
1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。
目次
日活助監督時代、東京ぼん太、石原裕次郎、『密約』でのトラブル
執念の大作『血の絆』までの人生航路 千野皓司監督ひとりがたり
追悼・千野皓司 年賀状にはいつも
マッカラーズ「心は孤独な狩人」の見事な映画化
アラン・アーキン追悼『愛すれど心さびしく』をめぐって
悪玉から『さすらい』主演への出世ぶりだったが…
謎の死の真相 色悪役者スティーブ・コクラン
チャールズ・ロートン、ロバート・ドーナット、ゾルタン・コルダ
英国映画の栄光 アレクサンダー・コルダとその時代
ケニー・ダンカンのことなど 浅草夢譚―あの街の昔を語ろう
ジョン・フォードの世界 『荒野の決闘』を読み直す
東映大部屋役者の回想 追悼・江原真二郎
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好評連載
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シネマニアの桟敷席 宍戸錠、長谷部安春、小澤啓一