書籍詳細
ダークミューズ
ダーク・ミューズ
オカルトスター列伝
- 発売日
- 2023/09/15
- 判型
- B6判
- ISBN
- 978-4-336-07516-1
- ページ数
- 488頁
定価 3,850円(本体価格3,500円)
内容紹介
基礎教養としてのオカルト
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ダーク・ミューズ=闇の詩神がもたらすのは、霊感か、狂気か。18世紀から20世紀、オカルトというミューズに導かれた作家・芸術家・思想家など40人の偉業と人生を概観できる、奇想天外にして深遠なるオカルトガイドブック!
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装丁:コバヤシタケシ
著者紹介
ゲイリー・ラックマン (ゲイリー・ラックマン)
一九五五年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。ゲイリー・バレンタイン名義でロックバンド「ブロンディ」の初期メンバーとして活躍。同バンドの脱退後、音楽活動を続けながら、哲学や、秘教、オカルトなどの探究を進める。一九九六年にロンドンに移住した後、専業作家となり、コリン・ウィルソンやアレイスター・クロウリーの伝記など、多数の著書を発表。新聞や雑誌への寄稿、講演活動も行っている。邦訳に『トランプ時代の魔術とオカルトパワー』(ヒカルランド)がある。
谷川和 (タニガワカズ)
一九八二年生まれ。東京大学文学部卒業。出版社勤務を経て、フリーランスの翻訳者・編集者として活動。
伊泉龍一 (イズミリュウイチ)
翻訳家。主に音楽、映画、占いなどと関連する分野の翻訳や執筆を行っている。著書に、『タロット大全:歴史から図像まで』(紀伊國屋書店)などがある。訳書に、ピーター・ビーバガル著『シーズン・オブ・ザ・ウィッチ:いかにしてオカルトはロックンロールを救ったのか』(駒草出版)、ジェイソン・ヘラー著『ストレンジ・スターズ:デヴィッド・ボウイ、ポップ・ミュージック、そしてSFが激発した十年』(同)、デヴィッド・ヘップワース著『アンコモン・ピープル:「ロック・スター」の誕生から終焉まで』(同)、ジョン・マイケル・グリア著『生命の木:ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ』(フォーテュナ)などがある。監修書に、アレハンドロ・ホドロフスキー、マリアンヌ・コスタ著『タロットの宇宙』(国書刊行会)がある。
目次
序 闇の詩神
◆啓蒙時代のオカルティズム
スウェーデンボルグ
メスメル
カリオストロ
サンジェルマン伯爵
知られざる哲学者(ルイ=クロード・ド・サン=マルタン)
カール・フォン・エッカルツハウゼン
ウィリアム・ベックフォード
ジャック・カゾット
ヤン・ポトツキ
イルミナティ
ウィリアム・ブレイク
◆ロマン主義のオカルティズム
ゲーテ
ノヴァーリス
E・T・A・ホフマン
エドガー・アラン・ポー
オノレ・ド・バルザック
ジェラール・ド・ネルヴァル
エドワード・ブルワ=リットン
エリファス・レヴィ
シャルル・ボードレール(1)
ヴィリエ・ド・リラダン(1)
◆サタニズムのオカルティズム
シャルル・ボードレール(2)
アルチュール・ランボー
J・K・ユイスマンス
ワレリイ・ブリューソフ
◆世紀末のオカルティズム
マダム・ブラヴァツキー
ヴィリエ・ド・リラダン(2)
H・G・ウェルズ
アルジャーノン・ブラックウッド
ロード・ダンセイニ
リチャード・モーリス・バック
P・D・ウスペンスキー
アレイスター・クロウリー
アーサー・マッケン
ギ・ド・モーパッサン
アウグスト・ストリンドベリ
グスタフ・マイリンク
アンドレイ・ベールイ
◆近代のオカルティスト
フェルナンド・ペソア
ルネ・ドーマル
オスカル・ミロシュ
マルカム・ラウリー
訳者あとがき
解説 ニューヨーク・ロッカーから「実存主義的オカルティズム」へ