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書籍詳細

ズセツ フクソウノレキシ フキュウバン

図説 服装の歴史[普及版] 上巻

アドルフ・ローゼンベルク
エードゥアルト・ハイク
マックス・ティルケ
飯塚信雄 監修
高橋吉文土合文夫

発売日
2022/06/24
判型
B5変型判
ISBN
978-4-336-07349-5
ページ数
559頁

定価 19,800円(本体価格18,000円)

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内容紹介

世界の服装の歴史を民族衣装まで含め網羅した古典的名著をハンディーサイズで再刊。400頁に及ぶ美麗な図版と日本語版オリジナルの補足説明や地図を加えた詳細な解説を見開きで掲載。論考、索引を付す。

【本書の特徴】
●服装史の古典的名著の本邦初の全訳として好評を博した初版を、ハンディーなサイズにした縮刷普及版。
●原著(Geschichte des Kostüms, 1905-1923)は、美術史家ローゼンベルクが蒐集した膨大な資料に基づき構想され、ドイツ文化史家・歴史家であるハイクが解説文を書き、服飾画家マックス・ティルケが素描を担当。刊行開始から完成まで18年の歳月をかけた大著である。
●400枚に及ぶ図版の多くは、手書きの彩色画である。編年体的配列を基本とし、全体を展望する図版と解説を提示したのち、より細かい期間や地域における服飾の特徴や変化を図説。世界の服装の歴史を、民族衣装まで含めて圧倒的な視覚資料で網羅する。
●邦訳版では、原書の改訂版(ドイツ語版、英語版)でなされた補足や修正等を反映。さらに、服飾用語や歴史的背景、人物、語源等に関し、訳注を大幅補筆し、服飾の初心者や専門外の読者にも参照しやすいつくりとした。
●邦訳版では、どの地域の民族衣装かを把握する一助として、新たに民族衣装関連地図を制作。さらに事項索引(附・項目別服飾事項一覧)および人名索引を付して読者の便に供した。
●総合的学習や調べ学習のための、あるいは歴史小説・コミック等の背景理解、イラスト等の制作のための参考書としても有用である。

著者紹介

アドルフ・ローゼンベルク (AdolfRosenberg)

1850-1906。美術批評家。旧ブロンベルク(現在ポーランド領のプィドゴシュチュ)生まれ。ベルリン大学で古典文献学と考古学を学び、ベルリンの中心的な美術批評誌『造形美術誌』の付録「美術アーカイヴ」の専属寄稿者、日刊紙『郵便』の文芸欄編集長などを務める。『ラファエロ』『ルーベンス』等の評伝から、『近代美術史』、『美術史便覧』などの総覧的な著述まで著作多数。

エードゥアルト・ハイク (EduardHeyck)


1862-1941。歴史家、作家、詩人。ドイツ最北端の港町バート・ドベラーン生まれ。ライプツィヒ、ハイデルベルク等の大学で比較言語学や歴史学、美術史を学び、フライブルク大学講師やハイデルベルク大学員外教授を経たのち、フュルステンベルク図書館長などを歴任。『ドイツ史』、『ビスマルク』など著作多数。

マックス・ティルケ (MaxTilke)

1869-1942。装飾画家。1912年、ロシア皇帝からの招きでグルジア(現ジョージア)のティフリス(現トビリシ市)に赴き、コーカサス(カフカース)美術館に収められる大規模な民族衣装のコレクションを設営。のちには、ベルリンのリッパーハイデ服装図書館や、ベルリン・ダーレムの国立民族学博物館などで活躍。『オリエント衣裳の裁断と色彩』、『東ヨーロッパ民族衣装の裁断と色彩』などの著作がある。

飯塚信雄 (イイヅカノブオ)

明治大学名誉教授。西洋生活文化史・服装史専攻。

高橋吉文 (タカハシヨシフミ)

北海道大学教授。ドイツ文化史・口承文芸専攻。

土合文夫 (ドアイフミオ)

東京女子大学教授。ドイツ・オーストリア文学専攻。

目次

〈上巻〉

監修者のはしがき(飯塚信雄)
緒言(高橋吉文)
普及版刊行にあたって(高橋吉文)

Ⅰ 古代オリエントと古代エジプト
Ⅱ 古代ギリシアと古代ローマ
Ⅲ 中世
Ⅳ 16世紀
Ⅴ 17世紀

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※〈下巻〉収録内容

Ⅵ 18世紀と19世紀
Ⅶ ヨーロッパの民族衣装
Ⅷ アジア、アフリカ、アメリカの民族衣装

収録地図一覧

世紀転換期ドイツの服装史家たち―本書の解説に代えて―(飯塚信雄)
服装史考(高橋吉文)

索引(事項・人名)