書籍詳細
ノウ ノ ハタラキ ト メンエキリョク
脳の働きと免疫力
最強の食・体・脳の使い方
- 発売日
- 2022/02/16
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 978-4-336-07288-7
- ページ数
- 256頁
定価 2,640円(本体価格2,400円)
内容紹介
新しいウイルスのパンデミックのたびに疲弊しない、どんな感染症がきても乗り越え、時代を生き抜くために必要な脳の使い方とは。
新型コロナウイルスが健康を害する大きな要因は、感染性に対する強い不安感と恐怖心。ニュースやSNSに振り回されない。薬やワクチンに頼らない脳をつくるにはどうすればよいか。
ウイルスを完璧に根絶することはできない。ウイルスに接しても発症しない、発症しても重症化しない体をつくる。今こそ予防医療を。しなやかな強い体をつくるために、食・体・脳の使い方を見直すことが必要。
食は脳と体をつくる基本。むかしから日本人が食べてきたものを中心に、最新のスーパーフード、買ってきた野菜から農薬を落とす方法、断食についてなど具体例な方法を紹介。
困難な時代を生きるための最強の脳の使い方マニュアル!
著者紹介
篠浦伸禎 (しのうらのぶさだ)
都立駒込病院脳神経外科部長。1958年愛媛県生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院、国立国際医療センター等に脳神経外科医として勤務し、1992年東京大学医学部の医学博士を取得。同年、シンシナティ大学分子生物学部に3年間留学。帰国後、都立駒込病院に勤務。2009年より同病院脳神経外科部長を務める。医療情報発信の場として「篠浦塾」を主催。また患者会、予防医療勉強会を含む和心統合医療協会(S-BRAIN脳活用度普及協会に属す)設立。 2015年『週刊現代』で「人として信頼できるがんの名医100人」に脳分野で唯一選ばれる。脳外科における覚醒下手術でトップクラスの実績。著書に『脳腫瘍 機能温存のための治療と手術』主婦の友社、『人に向かわず天に向かえ』小学館、『新 脳にいい5つの習慣』株式会社YUKAZE、『統合医療の真実』きれい・ねっと、他多数。
目次
はじめに
1章 病気に強い脳の使い方
新型コロナと感染症について考える
これまでの感染症とどう違うのか
重症化する人・しない人
オミクロン株について
ワクチンについて
重症化しないための最善の対策とは
脳の機能とウイルスへの対応
脳機能から脳の使い方を知る
左脳が扱う「言葉」、右脳が扱う「現実」
扁桃体・報酬系と帯状回、小脳、視床下部との関係
扁桃体・報酬系をコントロールする帯状回、小脳、視床下部の役割
脳の使い方をタイプ別に見る
大脳新皮質の4タイプ
脳の使い方は全部で8タイプある
扁桃体・報酬系をコントロールできる脳について
扁桃体・報酬系が主体になった脳の問題点
2章 免疫力を強くする「統合医療」実践篇
統合医療が生活習慣病の予防・改善に役立つ理由
なぜ統合医療で、悪性脳腫瘍の治療に成果が出たのか
治療効果は西洋医療のエビデンスだけでは測れない
患者に合わせた補完代替医療の併用で最大の効果を
患者に役立つかどうか─ 患者目線で補完代替医療を評価する
すべての治療法を春・夏・秋・冬の季節にたとえる
補完代替医療は「食・身体・心(脳の使い方)」が三つの柱
統合医療の原則を実行して、あらゆる感染症の発症を予防する
生活習慣病を予防、改善する食からのアプローチ
原則1 生活習慣病の予防は玄米菜食主体にする
原則2 肉、乳製品、佐藤、小麦粉、卵は少なめに
原則3 発酵食品、海産物、キノコ類などの日本食がいい
原則4 すべての食事から化学物質をできるだけ除く
原則5 食事量を減らす
原則6 スーパーフードを併用する
原則7 食の原理主義者にならない
生活習慣病を予防、改善する「身体」からのアプローチ
有酸素運動/武道、ヨガ/波動医療/オルゴール療法/アルファスリーム(寝具)
/気療/気功/セルパワー(磁気刺激装置)/Rebalance Wave加工/放射線ホルミシス現象
生活習慣病予防・改善のための脳の使い方
どんなストレスでも乗り越え成長する脳の使い方とは
扁桃体・報酬系をコントロールできる脳にする
強いストレスを乗り超えた人々の脳の使い方
仁愛の人 吉田松陰に学ぶこと
渋沢栄一がストレスに強く長寿だったわけ
特攻隊員兵士の「人を思いやる気持ち」
『鬼滅の刃』にみる日本人らしく生きることとは
右脳主体の日本人だからこそできる底力の健康法
3章 「脳活」して、アフターコロナを健康に生きる
パンデミックは社会をどう変えてきたか
ペストの流行と社会への影響
死の恐怖を乗り超えて生まれたルネッサンス
パンデミックによって人々が脳をリセットした
ペストの時代と似ている今の状況
現代にパンデミックが起こった意味
脳のレベルを上げて「生きる力」を強くする
二元論のウイルス対策はもう限界
いまこそ一元論の発想で感染症危機を乗り超える
これからの感染症への対応─ 怖れるか、愛で行動するか
真の健康対策は、魂と肉体を一致させて免疫力を上げること
あとがき
参考文献
巻末付録『脳科学におけるタイプ別性格診断テスト』