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書籍詳細

キキカイカイメイカイジテン

奇奇怪怪明解事典

TaiTan(Dos Monos)玉置周啓(MONO NO AWARE)

発売日
2022/02/15
判型
四六判
ISBN
978-4-336-07260-3
ページ数
544頁

定価 4,180円(本体価格3,800円)

※在庫あり

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内容紹介

Spotify独占配信・チャート最高順位1位
大人気ポッドキャスト、待望の書籍化!



日常を薄く支配する怪奇現象、カルチャーと現代社会の森羅万象から、人間世界を織りなす言葉そのものへ!
TaiTan(Dos Monos)と玉置周啓(MONO NO AWARE)がゆく、あてどなくはてしない対話の旅。
(解説・上出遼平)


◆各氏推薦コメント

二人の軌跡は蛇行し、螺旋を描き、どこへもたどり着く気配がない。しかして、その歩みが知を耕す。
私は二人の会話を生涯聴いていたい。
上出遼平(テレビディレクター・プロデューサー)

私もこんな相棒がほしい。心をキラキラ輝かせたまま大人になった二人の、小さな秘密基地を覗いているような気分になった。
賑やかでためになる、タダモノではない大事典だ。
塩塚モエカ(羊文学)

帯なんてつけてんじゃねえ。良著に帯は付かん。この本に帯はいらんのだ。
そもそも本ではない。
小原綾斗(Tempalay)


◆本書概要
2021年3月の JAPAN PODCAST AWARDS 2020 Spotify NEXT クリエイター賞の受賞を皮切りに、同年5月にはオーディオストリーミングサービス Spotify での独占配信が発表され、Spotify Podcastチャートで最高順位第1位をマーク、2021年12月現在の合計再生時間・合計再生回数は前年比999%増をたたき出すなど、近年のポッドキャストブームを代表する大人気番組となった「奇奇怪怪明解事典」が待望の書籍化!
日本のヒップホップシーンを牽引する グループDos Monos のメンバーTaiTan と、近年目覚ましい活動を展開するバンド MONO NO AWARE のフロントマン玉置周啓が多様なコンテンツと社会現象について語りのめす、アクチュアルな社会批評集にしてカルチャー全般への最良のガイドブック=ブックガイド。

著者紹介

TaiTan(Dos Monos) (タイタン)

Dos Monosのラッパーとして2018年にアメリカのレーベル・Deathbomb Arcと契約。これまでに『Dos City』『Dos Siki』『LARDERELLO』の3枚のアルバムをリリース。ポッドキャスターとしては、Spotify独占配信中のPodcast番組『奇奇怪怪明解事典』にて、JAPAN PODCAST AWARDSの「Spotify NEXT クリエイター賞」を授賞。またクリエイティブディレクターとしても¥0のマガジン『magazine ii』や、テレ東停波帯ジャック作品『蓋』などを手がけた。

玉置周啓(MONO NO AWARE) (タマオキシュウケイ)

MONO NO AWAREとMIZのギターボーカルとして作詞作曲を手がける。サブカルチャーマガジン『EYESCREAM』にて読書感想文をweb連載するなど文筆業を行いながら、お絵かき、ポッドキャスターなど幅広く活動。『奇奇怪怪明解事典』のMCを務める。

目次

  序 TaiTan・玉置周啓 

第8巻 サブカル誌の廃刊とTwitter 2020.06.13 
第11巻  下ネタを考える 2020.07.04 
第12巻 誰も傷つけない笑いの嘘 2020.07.11 
第13巻 〝頑張れ〟が一番辛い論と広告 2020.07.18 
第15巻 ミック・エイヴォリーのアンダーパンツと記憶 2020.08.01 
  命名「トゥルーマン・ショー」(第2巻) 
第21巻 『Mid90s』と不良文化 2020.09.12 
第22巻 『急に具合が悪くなる』とハガキ職人の業 2020.09.19 
第24巻 『推し、燃ゆ』とSNSフォロワー水増し業者 2020.10.03 
第26巻 BLACKPINKとBTSとグループ萌えの正体 2020.10.17 
第30巻 松尾スズキのブラックジョーク論と『おれは短大出』 2020.11.14 
  命名「街クラゲ」(第2巻) 
第31巻 人生で一番笑ったコントは何か&大前粟生『おもろい以外いらんねん』 2020.11.21 
第33巻 M1準決勝と『花と頬』 2020.12.05 
第36巻 M1決勝とTHE Wをみた 2020.12.24 
第41巻(前篇) 刃牙が最強&バズと文化問題 2021.01.16 
第42巻(後篇) 藤岡拓太郎『大丈夫マン』&ノスタルジーの正体論 2021.01.23 
  命名「ストレンジャー・寝具」(第8巻)
第43巻(後篇) 『食べることと出すこと』は傑作&共食圧力問題 2021.02.01 
第46巻(前篇) 『花束みたいな恋をした』みた 2021.02.20
第48巻(後篇) 『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』と承認欲求の蟻地獄問題 2021.03.06 
第49巻(後篇)  R1はなぜノれないのか問題 2021.03.13 
第52巻(後篇) 『どもる体』と失言は誰のもの?問題 2021.04.03 
  命名「優シート」(第11巻) 
第53巻(後篇)  MONO NO AWAREの新ALと「magazine ii」について 2021.04.10
第55巻(前篇) 『なぜ君は総理大臣になれないのか』がNetflixにやってきた 2021.04.24 
第55巻(後篇) 面白いエッセイと虚無の研究 2021.04.24 
第56巻(後篇) 玉置、新譜を語る&なぜ旅行は気まずい?問題 2021.05.01 
第57巻(後篇) なぜプロ野球は面白いのか&応援強要問題 2021.05.08 
  命名「メガホン」(第12巻) 
第58巻(前篇) 「トリビアの泉」は史上最高の番組 2021.05.15 
第59巻(後篇) 『LOVE LOVE』となんで結婚したんですか?問題について 2021.05.22 
第61巻(後篇) 肉体改造論と「知ってるマン」の罪 2021.06.05 
第62巻(前篇) 『行列のできる箱舟』を玉置にきく 2021.06.12 
第62巻(後篇) 『行列のできる方舟』と『ノマドランド』とか 2021.06.12 
  命名「鉄道屋」(第13巻) 
第63巻(中編) 大傑作『アメリカン・ユートピア』と音楽ライブはなぜ飽きるのか問題 2021.06.19 
第63巻(後篇) 「キングオブコントの会」と「知らねえ奴の知らねえ会話」問題 2021.06.19 
第64巻(前篇) 『猿楽町で会いましょう』みた 2021.06.26 
第64巻(後篇) 金の使い方がわからない問題 2021.06.26 
第65巻(前篇) 『太陽の塔』と『オトナ帝国の逆襲』みた 2021.07.03 
  命名「鼻バット」(第15巻) 
第65巻(中編) 『さよならテレビ』について&ひろゆき再ブームの謎問題 2021.07.03 
第66巻(前篇) 『未練の幽霊と怪物』 みた&呪いとは何か 2021.07.10
第66巻(中編) スポーツに興味ある前提なのなんなん問題 2021.07.10
第67巻(前篇) 遠野遥『教育』よんだ 2021.07.17 
第67巻(後篇) 松屋強すぎ問題&『お耳に合いましたら。』みた 2021.07.17 
  命名「孔雀」(第30巻) 
第68巻(前篇) 現代ツイ消し論 2021.07.24 
第69巻(前篇) MONO NO AWAREツアー&『ルックバック』の音楽的気持ちよさ 2021.07.31 
第69巻(後篇) mixiとモバゲーの黒歴史論 2021.07.31 
第70巻(前篇) 最近一番喰らった漫画『ひゃくえむ。』 2021.08.07 
第70巻(後篇) 世紀の愚問「普段どこで遊んでるの?」問題 2021.08.07 
  命名「ウォシュレットだって、拭かれたい」(第42巻) 
第71巻(前篇) TikTokわからない論&筒井康隆のバズ現象 2021.08.14 
第71巻(後篇) SNS発のスター論&マネタイズむず問題 2021.08.17 
第73巻 クレヨンしんちゃんとネオリベ 2021.08.21 
第74巻(前篇) フジロック 2021.08.28 
第74巻(後篇) フジロック2 2021.08.28 

  跋 仲良くなるとは何か論 

  解説 正しく呪われた二人とその足跡に鼻を押しつける私たち 上出遼平