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書籍詳細

チュウゴクノケンチクソウショク

中国の建築装飾

楼慶西
李暉鈴木智大

発売日
2021/07/21
判型
B5判
ISBN
978-4-336-07234-4
ページ数
263頁

定価 8,580円(本体価格7,800円)

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内容紹介

中華世界の中心である紫禁城などの宮殿建築から、四合院といった伝統的住宅に至るまで、中国建築の屋根、扉・窓、基壇等に施された建築装飾を、彩色・彫刻・文様ほかあらゆる側面から分かりやすく読み解く。中国建築史研究の大家による詳細な解説とオールカラーの美麗な写真により、豊富な具体例を示しながら、時代や地域を越えた中国建築の歴史、さらにそれらの底流にある中国文化に対する理解をも深める一書。
日本語版オリジナルの各種索引(建築用語等、建築物・庭園、地名)を完備。さらに訳者による「中国建築用語解説」を掲載し、レファレンスとしても有用。

【翻訳にあたって】
〈中国建築の装飾の魅力を存分に伝える専著〉(奈良文化財研究所 李暉・鈴木智大)
本書は原題『美輪美奐――中国建築装飾芸術』の日本語版である。「美輪美奐」とは建築が壮大で美しい様子をあらわした成語で、著者・楼慶西氏の中国建築の美しさに対する思いが込められている。本書は、長く清華大学で教鞭を取り、中国建築史研究を牽引してきた著者が、中国伝統建築の装飾の魅力、ひいては中国文化を世界に伝えようと企画された。訳者は、日本で中国建築史研究に携わる者としてその志に共感し、同書の翻訳にあたった。
本書では各章の主題に沿いながら、時代や地域を越えた中国建築に底流する文化を、豊富で美しい図版と写真で読者に伝える。実証主義的な日本の建築史研究に対し、中国の建築史研究は文化論的な色彩が濃い。この差異を念頭に置いて本書を通読すれば、中国建築史に対する理解が深まるであろう。
なお、本書の翻訳にあたって、本文は日本の読者が読み易いように、可能な限り日本の建築用語を用いるよう努めた一方、巻末に中国建築用語解説を付した。中国建築史の世界へ一歩を踏み出す読者の手助けとなれば幸いである。

著者紹介

楼慶西

清華大学建築学院教授。中国古代建築の歴史・理論研究と
教育に従事。主要な著作に、『中国古建築二十講』(生活・
読書・新知三聯書店、2001 年〔日本語訳:高村雅彦監訳『中
国歴史建築案内』TOTO 出版、2008 年〕)、『中国伝統建築
文化』(中国旅游出版社、2008 年)、『中国古建築装飾五書』
(全5 冊、清華大学出版社、2011 年)ほか多数。

李暉

奈良文化財研究所アソシエイトフェロー。主要論文に、「『営造法式』からみる中国宋代の製材工程」(『建築の歴史・様式・社会』中央公論美術出版、2018 年)など、著書に、『『営造法式』にみる中国宋代における設計原理と部材加工技術』(東京大学学位請求論文、2015 年。アジア太平洋研究賞(井植記念賞)佳作受賞、2016 年)などがある。

鈴木智大 (スズキトモヒロ)

奈良文化財研究所主任研究員。主要論文に、「日本と中国における繫貫の出現と変容」(『建築の歴史・様式・社会』中央公論美術出版、2018 年)など。編著書に、『北口本宮冨士浅間神社建造物総合調査報告書』(北口本宮冨士浅間神社、2016 年)、『山木遺跡出土建築部材調査報告書』(奈良文化財研究所、2011 年)などがある。

目次

概論
1.中国古建築の特徴
2.中国古建築装飾の起源
3.中国古建築装飾の内容と表現手法

第1章 さまざまな門の美しさ
1.都城・宮殿の門 
2.住宅の門 
3.祠堂の門

第2章 屋根の造形
1.軒の跳ね上げ
2.大棟の正吻
3.降り棟の小獣
4.屋根の組み合わせ

第3章 彫刻と彩色画
1.梁・貫の装飾
2.柁墩の装飾
3.撐栱と牛腿
4.彩色画の装飾

第4章 扉と窓の装飾
1.格子戸
2.墻窓
3.庭園建築の扉・窓

第5章 基壇とその彫刻
1.基壇の形式と装飾
2.基壇の高欄
3.基壇の階段

図版出典・主要翻訳参考文献
著者あとがき
訳者あとがき
索引
中国建築用語解説