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書籍詳細

ソーンダイク博士短篇全集 2

ソーンダイクハクシタンペンゼンシュウ

ソーンダイク博士短篇全集 第2巻

青いスカラベ

R・オースティン・フリーマン
渕上痩平

発売日
2020/12/17
判型
四六変型判
ISBN
978-4-336-06675-6
ページ数
504頁

定価 3,850円(本体価格3,500円)

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内容紹介

ジョン・ソーンダイク博士は、20世紀初めに数多登場したシャーロック・ホームズのライヴァルたちの中でも最も人気を博した名探偵である。当時最新の科学知識を犯罪捜査に導入、顕微鏡をはじめ様々な実験器具を用いて証拠を調べ、事件の真相をあばいていく法医学者ソーンダイクの活躍は読者の喝采を浴びた。また短篇集『歌う骨』では、最初に犯人の視点から犯行を描き、次に探偵が手がかりを収集して謎を論理的に解き明かす過程を描く「倒叙ミステリ」形式を発明した。真相解明の推理のロジックに重きを置いた作風は、現在も高く評価されている。本全集は、ソーンダイク博士シリーズの中短篇42作を全3巻に集成、初出誌から挿絵や図版を収録し、完全新訳で贈る、探偵小説ファン待望の決定版全集である。

第2巻は、後に長篇に改稿された単行本未収録の中篇「ニュー・イン三十一番地」、海を舞台にした倒叙物「死者の手」を巻頭に、短篇集『大いなる肖像画の謎』(1918)から「消えた金貸し」など2篇、さらに作者のエジプト趣味も窺える宝探し暗号小説「青いスカラベ」や、証拠に付着した埃の顕微鏡検査から強盗殺人犯を追及する科学者探偵の本領発揮の「ニュージャージー・スフィンクス」など、第一次大戦後に再開されたシリーズ7篇をまとめた短篇集『ソーンダイク博士の事件簿』(1923)を収録。付録エッセー「探偵小説の技法」他。

著者紹介

R・オースティン・フリーマン (リチャード オースティンフリーマン)

1862年ロンドンのソーホーに生まれる。医科大学に進学、医師資格取得後現在のガーナに赴任中に病に倒れ、帰国後友人の医師らとの合作が雑誌で好評を得て専業作家に転身。1907年に法医学者ソーンダイク博士を探偵役とした長編『赤い拇指紋』を発表、翌年から《ピアスンズ・マガジン》にソーンダイク博士物の短編を連載開始し、人気を博してシャーロック・ホームズ最大のライヴァルと目された。英国探偵小説界の巨匠として長く活躍を続け、1943年逝去。

渕上痩平 (ふちがみそうへい)

英米文学翻訳家・海外ミステリ研究家。訳書にR・オースティン・フリーマン『オシリスの眼』『キャッツ・アイ』、ヘレン・マクロイ『あなたは誰?』『二人のウィリング』『牧神の影』(以上ちくま文庫)、アガサ・クリスティ『十人の小さなインディアン』、ジョン・ロード『代診医の死』『クラヴァートンの謎』、J・J・コニントン『九つの解決』(以上論創社)がある。

目次

ニュー・イン三十一番地
死者の手

《大いなる肖像画の謎》
パーシヴァル・ブランドの替え玉
消えた金貸し

《ソーンダイク博士の事件簿》
白い足跡の事件
青いスカラベ
ニュージャージー・スフィンクス
試金石
人間をとる漁師
盗まれたインゴット
火葬の積み薪

付録1 『ソーンダイク博士の著名事件』まえがき
付録2 探偵小説の技法

解説 渕上瘦平