書籍詳細
エイガロンソウヨンジュウハチ
映画論叢 48
- 発売日
- 2018/07/13
- 判型
- A5判
- ISBN
- 978-4-336-06288-8
- ページ数
- 128頁
定価 1,100円(本体価格1,000円)
内容紹介
〝ミア・ファローの父親〟としてのみ語られるジョン・ファロー監督の再評価。ポップ・シンガーが作った傑作『ジョアンナ』徹底研究。『新青年』の名編集長・森下雨村唯一の映画化作品。『黒部の太陽』にみる劇団民藝のゴタゴタ。等々、今号も映画マニア向けの話題が満載。
著者紹介
丹野達弥 (タンノタツヤ)
1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。
目次
『大時計』『ホンドー』『夜は千の眼を持つ』
ミア・ファローの父としてのみ語られる男、四面楚歌の鬼才ジョン・ファロー
ポップ・シンガー兼俳優が撮った68年の傑作『ジョアンナ』徹底研究
唯一の映画化作品をめぐって 探偵作家・森下雨村の昭和七年
ピンク映画約180本に出演したコメディアン、 「おッかさん」こと堺勝朗の死
劇団民藝の中で何が起こっていたか 『黒部の太陽』の謎ポスター
アイダ・ルピノの魅惑 ジーン・ネグレスコの演出力
マルチクリエイターだった坪内逍遙の映画プロジェクト
山城新伍と伏見扇太郎 東映娯楽版と『風小僧』
脚本家・水木洋子のXYZへの道
好評連載
フヰルム温故知新 斬り合いの力学的考察
シネマ・モヤモヤ帖 オタクだらけの世界
独立系成人映画再考 現役監督ピンク修業帖
珍品ショウケース 『華麗なるダイヤモンド強奪』
問題提起