書籍詳細
ニンゲンヒャクシュヒャクニンヒャクヘキ
人間百種百人百癖
- 発売日
- 2017/09/25
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 978-4-336-06214-7
- ページ数
- 282頁
定価 1,980円(本体価格1,800円)
内容紹介
「癖のない人間はいない、癖に手足がついたのが人間だ」。本書は、人間を100種に分類。現在では見かけにくくなった職業的人間にはじまり、「口先で物を言う人」「責任を避ける人」「むやみに事を引き受ける人」「知らずに知ったふりをする人」「とかく口数の多い人」「むやみやたらに笑う人」「金持ちの真似をしたがる人」「むやみに事を気にする人」「調子に乗って物を言う人」など、今でもまわりを見渡せば「これはあの人だ」と納得できるものも多い。昔の人びとも現代人と同じように滑稽で、同じような悲哀をかかえていた。それを見つめる著者の目にはユーモアが光っている。自己啓発本の先駆けとなった大正時代の大ベストセラーを新字・新仮名で復刊。
著者紹介
堀内新泉 (ホリウチシンセン)
東京英語学校(のちに東京大学予備門、旧制一高)を中退、幸田露伴門人となる。一時、新聞記者として働き、少年向き立志伝を多数執筆。露伴はアイヌをテーマとする小説『雪紛々』を執筆していたが、第十四回までで中絶、第十五回から第六十八回までを新泉が執筆し完成させた。新泉は、ベストセラーとなった『人間百種百人百癖』に続いて、処世ガイドブック、人間関係本の先駆けとなる本を多く出している。
目次
一 手にたこのある人
二 口先で物を言う人
三 目先の利かない人
四 常にため息をする人
五 金ばかり欲しがる人
六 酒ばかり飲みたがる人
七 酒癖の悪い人
八 責任を避ける人
九 むやみに事を引き受ける人
十 知らずに知ったふりをする人
十一 知って知らぬふりをする人
十二 早合点をする人
十三 細君本位の人
十四 細君に使われる人
十五 細君に叱られる人
十六 細君に心配させる人
十七 細君に物を言わせない人
十八 細君に感心させる人
十九 貸しそうで貸さない人
二十 返しそうで返さない人
二十一 借金ばかりしている人
二十二 借金を逃げない人
二十三 上手に金を借りる人
二十四 無くてはならぬ人
二十五 有っても無くてもよい人
二十六 手の皮の薄い人
二十七 むやみやたらに笑う人
二十八 人の顔を真向に見切らない人
二十九 借金を恐れない人
三十 嘘ばかりついている人
三十一 いろいろな事に手を出す人
三十二 尻の重い人
三十三 とかく口数の多い人
三十四 元気のよい人
三十五 自分で道を開く人
三十六 自分の福を破る人
三十七 人の睾丸に糸をつけて引っ張る人
三十八 人をただで使う人
三十九 むやみに人を疑う人
四十 人の物を欲しがる人
四十一 食物に卑しい人
四十二 世話の仕甲斐の無い人
四十三 人好のせぬ人
四十四 女の尻ばかり追っかける人
四十五 間の抜けた人
四十六 無精な人
四十七 物惜みをする人
四十八 情け深い人
四十九 強欲非道な人
五十 人を言いたいように言う人
五十一 心に落ち着きの無い人
五十二 好んで人の世話をする人
五十三 得手勝手な人
五十四 とかく人を悪く言う人
五十五 欠伸ばかりしている人
五十六 困りながら怠けている人
五十七 恩を仇で返す人
五十八 恩を忘れない人
五十九 強いようで弱い人
六十 仕事に身を入れない人
六十一 何でもできて取り柄の無い人
六十二 自分の職業を卑しむ人
六十三 物好きな人
六十四 遊んでいて金を儲けようとする人
六十五 煙草入れのような人
六十六 働いて貧乏する人
六十七 遠慮深い人
六十八 妙な癖のある人
六十九 物忘れをする人
七十 貯蓄を心がける人
七十一 物の冥利を重んずる人
七十二 金持ちの真似をしたがる人
七十三 着物で飾りたがる人
七十四 尻の落着かない人
七十五 傲慢不遜な人
七十六 温乎として玉のような人
七十七 目と気と手の一時に働く人
七十八 おこりっぽい人
七十九 むやみに事を気にする人
八十 好んで人の中口を利く人
八十一 何だか気味の悪い人
八十二 調子に乗って物を言う人
八十三 賑かな人
八十四 いたって呑気な人
八十五 法螺ばかり吹いている人
八十六 誠に几帳面な人
八十七 だらしの無い人
八十八 事を投げやりにする人
八十九 とかく不平の多い人
九十 奮闘心に富んだ人
九十一 心の粘りの弱い人
九十二 才気縦横の人
九十三 至って無作法な人
九十四 少しも当てにならない人
九十五 時を徒費して惜しまない人
九十六 仕事を後に延ばす人
九十七 取越苦労ばかりしている人
九十八 統一の無い人
九十九 品性の劣等な人
百 信仰の人