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書籍詳細

映画論叢 43

エイガロンソウヨンジュウサン

映画論叢 43

丹野達弥

発売日
2016/11/15
判型
A5判
ISBN
978-4-336-06115-7
ページ数
128頁

定価 1,100円(本体価格1,000円)

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内容紹介

中川信夫監督の知られざる教育映画。ビデオ黎明期のてんやわんや。性格俳優アーサー・ケネディの悲運。溝口健二が東宝移籍を画策していた? フォード一家重要メンバー、ジャック・ペニック全仕事。等々、今号もマニアックな映画史的話題が満載。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

中川信夫98本めの発見 占領政策の落とし子 『會議のもち方』下村健
『チャンピオン』『アメリカの戦慄』『ネバダ・スミス』 オスカーに嫌われた男 アーサー・ケネディ 千葉豹一郎
喜八も森谷も社員たちは観てないのか...... バブルの嵐の中で 東宝ビデオレンタル黎明期 小関太一
安藤昇、岡田裕介、沢彰謙、そして丹波哲郎 大部屋役者の回想 市川崑、木下恵介との仕事 五野上力
あるプロデューサーの回想 溝口健二東宝移籍大作戦 東森真美
東映企画者の顔も 白樺派? 近藤経一の回遊術 藤元直樹 政治音痴の批評家たち ダルトン・トランボ 瀬戸川宗太
新連載 日本映画原作噺 眠狂四郎老人居眠り控 最上敏信 名画座と幸福な日々 『ささ』を巡る、様々なこと 三宅真理
好評連載
フォード一家・傍役端役大集合 猪股徳樹 フヰルム温故知新 映画の魔術・特撮考 布村建 独立系成人映画再考 「肉体の門」に始まる 東舎利樹 46号で終焉 『おりじなる』同人と私 奥薗守
問題提起
「対決」の定義/ラジオ映画批評/デジタル化の現状/蜷川幸雄