書籍詳細
オビノイセタンモヨウノイセタン
帯の伊勢丹 模様の伊勢丹
ファッションの伊勢丹創業者・初代小菅丹治
- 発売日
- 2016/12/22
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 978-4-336-06106-5
- ページ数
- 294頁
定価 2,200円(本体価格2,000円)
内容紹介
のちに「ファッションの伊勢丹」として知られる伊勢丹百貨店の前身伊勢丹呉服店。創業者初代小菅丹治は「帯の伊勢丹」「模様の伊勢丹」としてひとつの時代を築き、「忠実服業」「顧客第一」「良品廉価」の精神を貫いて伊勢丹の基礎を決定づけた。時代を先取りし、常に新境地を切り開いたその生涯を描き、伊勢丹商法の真髄を示す。
著者紹介
飛田健彦 (ヒダタケヒコ)
1937年 千葉県松戸市に生まれる。
1960年 成蹊大学政治経済学部卒業。同年株式会社伊勢丹入社、企画部広報文書係長、教育課長、秘書室広報文書課長、吉祥寺店次長、秘書室広報文書部長、 浦和店外商部長、株式会社イセタンモーターズ社長。
1997年 株式会社伊勢丹退職。
日本経営理念史研究所所長。社団法人日本販売士協会登録講師。
著書 『百貨店ものがたり』(国書刊行会)『山本宗二の商人道語録』(国書刊行会)
目次
一、暖簾分け
丁稚からのスタート
小菅家への婿入り
伊勢屋丹治呉服店の創業
創業に当たっての教え
二、柳原土手を足掛かりにして
創業時の決意どおりに
柳原土手に夜店を開く
教育勅語に励まされて
創意工夫で恐慌を乗り切る
名実相伴う中堅呉服店に
仕入担当の必須条件
あまさけや買収と朝日弁財天
三、日蓮主義に目覚めるまで
忠実服業一筋で
河越屋買収と店舗の増築
真のオリジナル商品とは
競争販売と出張販売
活発な営業活動と赤風呂敷
業界の動きと旅順開城記念売出し
流行を作った三越を目標に
日蓮主義で目覚める
四、帯と模様の伊勢丹
経営参加制度を導入
帯と模様の伊勢丹
二代目入店のいきさつ
帯の会と狐の婿入り
五、次代への教え
北海道への進出と絹綿の製造
帝国十業団計画
店憲三綱五則
礎すえて
あとがき
参考文献