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書籍詳細

神像彫刻重要資料集成 1

シンゾウチョウコクジュウヨウシリョウシュウセイイチヒガシニホンヘン

神像彫刻重要資料集成1 東日本編

伊東史朗 総監修
長岡龍作 本巻監修
長坂一郎武笠朗薄井和男鈴木麻里子熊田由美子 責任編集

発売日
2021/10/25
判型
A4判
ISBN
978-4-336-06081-5
ページ数
739頁

定価 57,200円(本体価格52,000円)

※在庫あり

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内容紹介

東北・関東・甲信越・北陸(福井県を除く)・東海地方の、重要文化財37軀を含む、全539軀。地域的特性や神仏習合の諸相を伝える重要神像や、新規実査による初紹介作品を多数収録。巻頭論文=伊東史朗「神像彫刻を理解するために(三)―神功皇后像―」

【各県収録件数】
青森県:全2軀
岩手県:全17軀(うち重要文化財1軀)
宮城県:全7軀(うち重要文化財1軀)
秋田県:全9軀
山形県:全12軀
福島県:全10軀
茨城県:全4軀
栃木県:全38軀
群馬県:全12軀
埼玉県:全4軀
千葉県:全9軀(うち重要文化財4軀)
東京都:全29軀
神奈川県:全46軀(うち重要文化財5軀)
新潟県:全7軀
富山県:全18軀(うち重要文化財2軀)
石川県:全31軀(うち重要文化財6軀)
山梨県:全45軀(うち重要文化財5軀)
長野県:全22軀(うち重要文化財1軀)
岐阜県:全143軀(うち重要文化財10軀)
静岡県:全38軀(うち重要文化財2軀)
愛知県:全36軀

著者紹介

伊東史朗 (イトウシロウ)

1945年岐阜県に生まれる。名古屋大学文学部美学美術史専攻卒業。京都府立総合資料館、京都国立博物館、文化庁美術学芸課主任文化財調査官を経て、現在和歌山県立博物館長、京都国立博物館名誉館員。主な編著書に『平安時代彫刻史の研究』(名古屋大学出版会、2000年)、『平安時代後期の彫刻 信仰と美の調和』(至文堂、2004年)、『十世紀の彫刻』(至文堂、2006年)、『千本釈迦堂大報恩寺の美術と歴史』(柳原出版、2008年)、『松尾大社の神影』(松尾大社、2011年)、『日本美術全集4 密教寺院から平等院へ』(小学館、2014年)などがある。

長岡龍作 (ナガオカリュウサク)

1960年青森県に生まれる。1986年東北大学大学院文学研究科博士課程後期退学。東京国立文化財研究所主任研究官を経て、現在、東北大学文学研究科教授。主な編著書に『日本の仏像 飛鳥・白鳳・天平の祈りと美』(中公新書、2006年)、『仏像―祈りと風景―』(敬文舎、2014年)、『平泉の文化史3 中尊寺の仏教美術』(吉川弘文館 2021年)など、主な論文に「清凉寺釈迦如来像の胎内に見る信仰世界」(『アジア仏教美術論集 東アジアIII(5代・北宋・遼・西夏)』中央公論美術出版、2021年)などがある。

長坂一郎 (ナガサカイチロウ)

1954年新潟県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。福井県立博物館学芸員を経て、現在、東北芸術工科大学教授。主な著書・論文に『神仏習合像の研究―成立と伝播の背景―』(中央公論美術出版、2004年)、「地天女の変容」(津田徹英編『仏教美術論集2 図像学Ⅰ―イメージの成立と伝承(密教・垂迹)―』(竹林舎、2012年)などがある。

武笠朗 (ムカサアキラ)

1958年長野県に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。実践女子大学文学部教授。主な編著書・論文に『定本信州の仏像』(監修、しなのき書房、2008年)、「仏師円勢―円派仏師研究(2)―」(『実践女子大学美学美術史学』35、2021年)などがある。

薄井和男 (ウスイカズオ)

1952年神奈川県に生まれる。國學院大學文学部史学科卒業。神奈川県立博物館(現神奈川県立歴史博物館)学芸員、同学芸部長を経て、2011〜21年同館長。主な編著書・論文に「箱根神社の神像群について」(『國華』1360、2009年)、『禅の美術』(監修、東京美術 2011年)などがある。

鈴木麻里子 (スズキマリコ)

1954年東京都に生まれる。跡見学園女子大学美学美術史学科卒業。主な論文に「山梨・放光寺仁王像について」(『仏教芸術』245、1999年)、「山梨・慈眼寺の鉈彫像と神仏習合像にみる未完成表現について」(『仏教芸術』314、2011年)、「浅間神像をめぐって」(『仏教芸術』348、2016年)などがある。

熊田由美子 (クマダユミコ)

1948年熊本県に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程前期修了。同大学古美術研究施設助手、愛知県立芸術大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書・論文に『運慶 仏像彫刻の革命』)(西村公朝と共著、新潮社、1997年)、『比べてもっとよくわかる 仏像』(朝日新聞出版、2017年)、「興福寺北円堂再興造像論―興福寺寺衆と運慶―」(『南都佛教』85、2005年)などがある。