書籍詳細
カミムラカズオビジョカイタイシンショ
上村一夫 美女解体新書
- 発売日
- 2015/12
- 判型
- AB版
- ISBN
- 978-4-336-05971-0
- ページ数
- 144頁
定価 3,520円(本体価格3,200円)
内容紹介
渦巻く情念と静かな狂気、そしてあふれ出す抒情――大ヒット作『同棲時代』に70年代の〈空気〉を鮮烈な筆で刻みつけ、一世を風靡した上村一夫。流麗なタッチで生み出されたさまざまな美女像を新たな観点から再構成し、その叙情的で鮮烈な魅力を現代に蘇らせる決定版美麗画集。没後30周年記念出版。
著者紹介
上村一夫 (カミムラカズオ)
1940~1986。神奈川県生まれ。
松本品子 (マツモトシナコ)
女子美術大学芸術学部卒業。弥生美術館学芸員。編著書に『高畠華宵 大正・昭和レトロビューティー』(河出書房新社)、『岩田専太郎 挿絵画壇の奇才』(河出書房新社)など。
目次
巻頭・美女セレクション
第1章 ストーリーの中の美女50人
飛鳥今日子(「同棲時代」)
ユリ(「月見草の女」)
ナツコ(「二代目の女」)
山根順子(「完全なる答案用紙」)
魔性の女子高生たち(「関東平野」ほか)
白子(「白い夏」)
ラバーフェチの女子高生(「雨靴物語」)
三条麻里亜(「マリア」)
鹿島雪(「修羅雪姫」)
かつて少女スターだった女(「本牧で生まれても鷗になれなかった女」)
花(「紅花牢」)
一貫寺邦子(「苦い旋律」)
円(「寄生木」)
上流階級の女子高校生(「青春日記」)
畑中澄子(「薔薇渡世」)
神谷那津子(「花心中」)
高野雪絵(「しなの川」)
お七(「狂人関係」)
涙(「北からのルイ」)
加代(「白いパラソル」)
婚約者を事故で亡くした女(「夏忌」)
アリス(「夢師アリス」)
朝比奈とも子(「煉獄の少女」)
夏子(「はまなす」)
糸川真紀(「修学旅行」)
お新(「なずなの女」)
つる(「凍鶴」)
川端小百合(「悪の華」)
桜井夕子(「離婚倶楽部」)
くらら(「くらら」)
茉莉(「紅とかげ」)
サチコ(「サチコの幸」)
街子(「青春横丁」)
小雪(「蛇の辻」)
綾小路若葉(「鹿の園」)
和歌子(「和歌子」)
響螢子(「螢子」)
尼僧(「春の雪」)
鷹野翔子(「昭和一代女」)
銀子(「関東平野」)
ムー(「60センチの女」)
ベル(「闇の鈴」)
林すみれ(「すみれ白書」)
盲目の瞽女・お波の娘(「津軽惨絃歌」)
紅子(「紅子回想録」)
竹野久美子(「二都物語」)
杏子(「銀杏の家」)
たまき(「夢二 ゆめのまたゆめ」)
八重子(「菊坂ホテル」)
コラム・優しくて頼りない男たち
第2章 素顔の上村一夫
上村一夫の生涯
上村一夫Q&A/上村一夫の言葉・上村一夫に関する証言
上村正子さんインタビュー
父のこと 上村汀
上村一夫略年譜