書籍詳細
シンゾウ カンジャトイシ、ソシテイリョウノシンポノ35ネンニワタルモノガタリ
心臓 患者と医師、そして医療の進歩の35年にわたる物語
- 発売日
- 2014/11/21
- 判型
- A5判
- ISBN
- 978-4-336-05805-8
- ページ数
- 392頁
定価 3,080円(本体価格2,800円)
内容紹介
史上最強の副大統領、政治家として、実業家として35年間精力的な活動を続けたチェイニー氏だが、その間5回の心臓発作を起こしていた。血管拡張手術、バイパス手術、冠動脈手術を受け、さらに副大統領としての末期には動脈硬化による痛みと腎・肝機能の著しい機能低下が見られ、心臓は持ち堪えられないほど悪化して左心室補助装置(LVAD)の埋め込み手術を受けた。術後も衰弱は進行したためついに死も覚悟したが、2012年3月に心臓移植によって健康を取り戻した。本書は副大統領として活躍しながら、家族や多数の優秀な医師たちの支えと発作の度に最新医療の進歩で命を救われ、病を乗り越えてきた一人の心臓病患者の不屈の闘いの記録を本人自身が綴る。また、チェイニー氏の専属医で、ジョージ・ワシントン大学医学部のジョナサン・ライナー教授が、チェイニー氏の闘病の記録と心臓病治療の歴史と医療の進歩について分かりやすく解説する。
著者紹介
ディック・チェイニー (ディック・チェイニー)
アメリカ合衆国第46代副大統領
ジョナサン・ライナー (ジョナサン・ライナー)
ジョージ・ワシントン大学医学部教授
中村哲也 (ナカムラテツヤ)
1989年、帝京大学医学部大学院修了。1991年、板橋中央総合病院院長就任。2006年、関東・東北・北海道に複数の医療法人を有するIMSグループの理事長に就任。2007年、板橋中央総合病院総院長となる。現職として、アジア慢性期医療協会理事長、全国公私病院連盟常務理事、板橋中央看護専門学校、イムス横浜国際看護専門学校の校長などを兼ねる。
小林政子 (コバヤシマサコ)
1972年明治学院大学英文学科を中退し外務省入省。1973年〜1975年リスボン大学にて研修。主に本省では中近東アフリカ局、国連局原子力課に勤務。在外ではブラジル、カナダにて勤務。1998年外務省を退職して翻訳を志す。ユニ・カレッジにて日暮雅道氏、澤田博氏に師事。
訳書には、パール・バック著『神の火を制御せよ―原爆をつくった人びと』(2007) 径書房、弊社刊でパール・バック著『私の見た日本人』(2013)、スティーブン・R・バウン著『壊血病』(2014)、『最後のヴァイキング』(2017)、シェイマス・オウマハニー著『現代の死に方』(2018)、ジェームズ・ローレンス・パウエル著『2084年報告書』(2021)など。