書籍詳細
エイガロンソウサンジュウサン
映画論叢 33
- 発売日
- 2013/07/18
- 判型
- A5
- ISBN
- 978-4-336-05751-8
- ページ数
- 128頁
定価 1,100円(本体価格1,000円)
内容紹介
新東宝現代劇では小笠原弘、時代劇では小笠原竜三郎、松竹に移っては小笠原省吾と三つの名前で活躍した役者の数奇な人生。謎のレーベル「東宝レコード」を専属歌手でもあった女優・梅田智子が語る。松竹蒲田撮影所所長・田口桜村とは何者か? コメディアンたちのピンク映画出演総まとめ。現像所の職人たちが「デジタル過渡期」を大いに語る覆面座談会。等々、今号もディープな話題が満載。
著者紹介
丹野達弥 (タンノタツヤ)
1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。
目次
嵐寛寿郎、瑳峨三智子、井上梅次、佐分利信
新東宝スターレット第一期 小笠原弘インタビュー ダーティ工藤
早川雪洲、ヘンリー小谷、牛原虚彦
翻訳映画人探見録 松竹キネマ撮影所長・田口桜村 藤元直樹
東宝レコードの謎
最後のニューフェース 梅田智子インタビュー 中村深海
デジタル過渡期の映画上映
フィルムよ、さらば 覆面座談会 現像所の日々 長谷川康志
南原宏治さんとの事、初めて全部話します
『太平洋戦争と姫ゆり部隊』 上月左知子インタビュー
まぼろしの極東キネマ
中野伝次郎売出す 永田哲朗
DUBBING繁盛時代・最終回
越路吹雪さんとの別れ 河辺公一
好評連載
フヰルム温故知新 外国映画邦題名考 布村建
独立系成人映画再考 笑藝人たちの艶っぽい副業 東舎利樹
シネマ・モヤモヤ帖 ヒッチコック主人公作品の、ここが変 北里宇一郎
紙芝居の冒険 「構造映画」への連想 森下明彦
機影見ゆ 恐怖のV-2号 三隅繁
問題提起
松山善三本のヒドさ/歌舞伎座新開場/学者か、宣伝マンか?