書籍詳細
メイジタイショウショウワ シシヒロク
明治・大正・昭和 志士秘録
- 発売日
- 2012/07/18
- 判型
- A5
- ISBN
- 978-4-336-05521-7
- ページ数
- 248頁
予価 3,080円(本体価格2,800円)
内容紹介
治者の意思と被治者の潮流。支配者の力と被支配者の力。現実派の圧力と理想派の生命力……。大久保利通と島田一郎、大隈重信と来島恒喜……。星亨の〈信念〉も、その刺客伊庭想太郎の〈大義〉も、その胸底に流れるものは、同じ一死を以って発されたものである。明治以来、近代日本が歩んだ政治経済の歴史を人物、事件を通じて描く──国事に生命を賭して当たった志士政客の血と熱と気迫を伝える、激動の近代日本史。
本書に登場する人物と事件
大久保利通〈紀尾井坂の変〉板垣退助〈岐阜事件〉三島通庸〈加波山事件〉〈大隈重信遭難事件〉ニコライ露皇太子〈大津事件〉〈星亨暗殺〉〈伊藤博文暗殺〉〈阿部政務局長暗殺〉〈大正血盟団〉〈朝鮮総督斎藤実暗殺未遂〉〈田中義一陸軍大将襲撃〉〈安田善次郎暗殺〉〈血盟団〉犬養毅〈五・一五事件〉斎藤実、高橋是清〈二・二六事件〉
著者紹介
浅野歳郎 (アサノトシロウ)
明治31(1898)年広島生まれ。早稲田大学文学部中退。帝劇専属文芸座脚本部を経て児童演劇学校創立。栃木県文化功労賞受賞。
目次
鉄血大久保と島田一郎
豪快大隈と来島恒喜
予言者板垣の遭難
大津事件
議事堂を揺らした星亨
伊藤公ハルビンの露
美少年岡田満
大正血盟団謀主現代議士肥田琢司
黄金王安田善次郎と朝日平吾
憲政の使徒犬養毅
田中義一大将刺客譚
斎藤實と萬歳騒動
昭和血盟団を巡って
余りにも尊い犠牲
加波山事件前後(小久保城南一夕話)