書籍詳細
内容紹介
盗むだけなら、単なる盗賊(ルビ:ぬすっと)。警固の厳しい大名・武家屋敷に忍び込み、命がけで盗んだ金銭を、貧しい人々におしげもなくそっと渡す。これが義賊鼠小僧次郎吉の真骨頂!
鼠小僧は江戸後期の文化文政期に活躍。盗んだ金は総額三〇〇〇両以上。三六歳で捕まり、千住の小塚原で処刑され、死後に講談・歌舞伎で大人気を博す。
芥川龍之介と菊池寛の短編、鈴木金二郎編の絵入り実記の三篇で、義賊鼠小僧の活躍を活写する。
著者紹介
芥川龍之介 (アクタガワリュウノスケ)
菊池寛 (キクチカン)
鈴木金次郎 (スズキキンジロウ)