書籍詳細
内容紹介
「義と仁シリーズ」第3弾。侠客のはじまりと言われる幡随院長兵衛。腕も立ち、義に厚く、度胸は天下一品。「人は一代、名は末代」を重んじ、その生き様は「江戸の華」!一人で水野邸に乗り込み、見事な最後をとげる。
著者紹介
平井晩村 (ヒライバンソン)
1884年5月13日群馬県前橋市生まれ。明治時代の小説家、詩人。
本書『国定忠治』『幡髄院長兵衛』をはじめ、多くの作品を残した。群馬県前橋市出身。本名は駒次郎。
1919年9月2日に35歳の若さで死亡。
目次
幡随院長兵衛 目次 まえがき
一 清貧の父と子
二 源三の挑発
三 貧しくとも武士だ
四 源三を殺し、江戸へ
五 落首を読み解く
六 武家の人情
七 蹴鞠が隣家に
八 真剣勝負
九 九死に一生
十 町奴として売り出す
十一 飛鳥山の月見
十二 生まれ故郷へ
十三 武士の魂
十四 朋輩のための仇討ち
十五 吉原の灯籠見物
十六 旗本奴水野御前との出会い
十七 町奴と水野の喧嘩
十八 鶴の一声
十九 芝居小屋騒動
二十 急な腹痛
二十一 長兵衛の壮絶な最期
巻末特集 幡随院長兵衛の人気 割田 剛雄