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書籍詳細

映画論叢 23

エイガロンソウ

映画論叢 23

丹野達弥

発売日
2010/03/23
判型
A5判
ISBN
978-4-336-05221-6
ページ数
128頁

定価 1,100円(本体価格1,000円)

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内容紹介

『恐るべき十六才』など不良少女役で活躍した星輝美が語る、新東宝の内幕。芸能界薬物スキャンダルの嚆矢、オリーヴ・トーマスの波乱の人生。詩人映画評論家・北川冬彦と伊丹万作の関係。内ゲバで消えた甲陽映画の世界。等々、今号も知られざる日本映画マニア向け映画史の話題が満載。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

「俺の青春はお前しかいない」と文太は言った……
恐るべき十六才 大蔵貢の秘蔵っ子・星輝美 聞き手/ダーティ工藤
藝能界薬物スキャンダル オリーヴ・トーマスの死 中田耕治
内ゲバと裏切りは映画屋の慣い
極東キネマ外伝 わずか一年で消えた甲陽映画 永田哲朗
バンと呼ばれて60年 『水溜り』とは何じゃいな 井上和男
美術監督・井川徳道の語る東映京都 聞き手/円尾敏郎
B級作品の愉しみ ニコラス・ローグに辟易す 瀬川昌治
詩人批評家 北川冬彦の散文精神 武田鐵太郎
新連載開始!
フヰルム温故知新 亀井文夫の戦争 布村建
大都映画研究 私の新世界地図 中村泰
映画記者会のころ シシャシツで昼食を 長谷川卓也

好評連載
《映画の見かた》の見かた アカデミズムの落とし穴 重政隆文
悲願千人斬り 蜷川演出の寺山修司 吉原すずめ
映画本の困った人たち ノンフィクション作家の問題 川喜多英一

問題提起
岩波ホールの現況/若者の洋画離れ/イーストウッドを巡る頽廃