書籍詳細
ダイイッカンショウセツイチ
第1巻【小説Ⅰ】
- 発売日
- 2008/10/09
- 判型
- A5判
- ISBN
- 978-4-336-05044-1
- ページ数
- 690頁
定価 10,450円(本体価格9,500円)
内容紹介
「ノンシヤラン道中記」「花束町壱番地」「黄金遁走曲」「金狼」「魔都」「黒い手帳」「湖畔」「妖術」「天国地獄両面鏡」「戦場から来た男」他。
著者紹介
久生十蘭 (ヒサオジュウラン)
1902年~1957年。北海道函館市生まれ。本名・阿部正雄。岸田国士に師事して渡仏。レンズ光学と演劇論を学ぶ。帰国後は雑誌『新青年』などで活躍。主な作品に直木賞受賞作「鈴木主水」、国際短篇小説コンクール一席入選作「母子像」、「魔都」「顎十郎捕物帳」「キャラコさん」等がある。
江口雄輔 (エグチユウスケ)
1946年福岡県生まれ、昭和女子大学名誉教授。共著に『「新青年」読本』(作品社、1988年)、単著に『久生十蘭』(白水社、1994年)、編著に『定本久生十蘭全集』(国書刊行会、2008~2013年)がある。
川崎賢子 (カワサキケンコ)
1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。博士(文学)。日本大学芸術学部芸術研究所研究員など。著書に『尾崎翠 砂丘の彼方へ』『もう一人の彼女 李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ』『宝塚 変容を続ける「日本モダニズム」』など。
沢田安史 (サワダヤスシ)
ミステリ研究者。SRの会、『新青年』研究会に所属。
浜田雄介 (ハマダユウスケ)
1959年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、成蹊大学文学部教授。専門分野は近代日本文学。著書に『子不語の夢』などがある。