書籍詳細
内容紹介
日本の写真表現が最初の全盛期を迎えた1930年代を中心に、モダニズムの光輝を放つ傑作写真集を原本に忠実に復刻するシリーズ全6巻。各巻に監修者による解説を付す。別巻として、雑誌『光画』の全口絵・重要論文を集成。
本巻は1930年に創設された丹平写真倶楽部の設立10周年を記念して制作された作品集である。安井仲治、上田備山、本庄光郎、平井輝七、椎原治など、そこには関西「新興写真」の真髄といえる写真が並んでいる。
著者紹介
丹平写真倶楽部 (タンベシャシンクラブ)
飯沢耕太郎 (イイザワコウタロウ)
1954年宮城県生まれ。写真評論家。日本大学芸術学部写真学科卒、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。著書に『「芸術写真」とその時代』(筑摩書房)、『写真に帰れ 光画の時代』(平凡社)、『都市の視線 日本の写真 1920〜30年代』(創元社)、『現代日本写真アーカイブ 震災以後の写真表現2011-2013』(青弓社)、『キーワードで読む現代日本写真』(フィルムアート社)など多数。
金子隆一 (カネコリュウイチ)
1948年東京都生まれ。立正大学文学部卒業。東京都写真美術館専門調査員、武蔵野美術大学講師、東京綜合写真専門学校理事長などを歴任。著書に『日本近代写真の成立』(共著、青弓社)、『日本写真集史 1956-1986』(共著、赤々舎)、『日本は写真集の国である』(梓出版社)などがある。2021年逝去。