書籍詳細
バロックノゲンワク
バロックの幻惑
1630年のローマ
- 発売日
- 1998/08/25
- 判型
- A5判
- ISBN
- 978-4-336-04063-3
- ページ数
- 262頁
定価 5,280円(本体価格4,800円)
内容紹介
詩人、ボヌフォワが西暦1630年1年間のローマという時間的・空間的に限定された一点に立ち止まり、バロック芸術と時代の思想に考えをめぐらす異色の美術評論。図版多数。
著者紹介
イヴ・ボヌフォワ (イヴボヌフォワ)
阿部良雄 (アベヨシオ)
1932年生。東京大学名誉教授。帝京平成大学教授。著書に『西欧との対話』『モデルニテの軌跡』など。個人訳『ボードレール全集』で日仏翻訳文化賞、『シャルル・ボードレール-現代性の成立』で和辻哲郎文化賞を受賞。他にボヌフォワ『ランボー』の翻訳などがある。
島崎ひとみ (シマサキヒトミ)
上智大学一般外国語フランス語講師。19世紀・20世紀のフランス詩を初め、特にイヴ・ボヌフォワの多領域にわたる活動を専門的に研究する。主要論文に「聖杯探求とボヌフォワ」「ボヌフォワと言葉の錬金術」「ボヌフォワと《冬物語》」「ボードレール《Fanto●mes parisiens》試解--現前の詩法のモデルニテ」他がある。