国書刊行会

内容紹介

「レ・ディヤボリック」の中の一編。「宿命の女」と「ダンディ」という世紀末的テーマを美しく、見事に描いた名作をとりあげ、その翻訳と構造分析的論文を収める。ダンディ論、バルベー論を併録。

著者紹介

バルベー・ドールヴィイ （バルベードールヴィイ）

渡邉義愛

1927年富山県に生まれる。1957年東京大学文学部フランス文学科卒。現在、上智大学文学部フランス文学科教授。主な著書　『近代文学のなかのキリスト教』（共著、南窓社）『フランスの文学』（共著、有斐閣）主な訳書　ジャン・ラシーヌ『アタリー』（筑摩書房）　ジョルジュ・ベルナノス『ウィーヌ氏』（春秋社）　シモーヌ・ヴェーユ『重力と恩寵』（春秋社）　ジャン・ピエロ『デカダンスの想像力』（白水社）