書籍詳細
内容紹介
さえない編集者ヒュー・パースンは作家Rを訪ねる列車の中で美女アルマンドに出会い、やがて奇妙な恋路を辿っていく。著者一流の仕掛けが二重三重に張り巡らされ、読者を迷宮へと誘い込む魅惑的中篇。
著者紹介
ウラジーミル・ナボコフ (ウラジーミルナボコフ)
若島正 (ワカシマタダシ)
1952年生まれ。京都大学大学院修了。京都大学大学院文学研究科教授。著書に『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、第55回読売文学賞随筆・紀行賞受賞)、『乱視読者の帰還』(みすず書房、平成14年度本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)、訳書にナボコフ『ロリータ』(新潮社)、『透明な対象』(国書刊行会、共訳)、スタージョン『海を失った男』(晶文社、編訳)など。
中田晶子 (ナカタアキコ)