書籍詳細
内容紹介
クンデラと並ぶチェコ文学界の巨匠クリーマの、滑稽で破廉恥、少し奇妙で不条理な傑作短篇集。ユーモア、ペーソス渾然一体の世界を描く。色仕掛の金髪娘、不倫、様々な出来事が主人公の身に降りかかる……。
著者紹介
イヴァン・クリーマ (イヴァンクリーマ)
1931年プラハ生まれ。終戦後カレル大学哲学科に進学。文学新聞「Literarni noviny」副編集長として、自由化に向かう反体制文学のリーダー格となり、作品は出版禁止となる。活動を禁じられていたペンクラブが1989年の自由化後活動を再開した折、最初の会長に就任。2002年、フランツ・カフカ賞受賞。ミラン・クンデラをして「世界で最も多く翻訳されたチェコの作家」と言わしめたチェコを代表する作家である。
田才益夫 (タサイマスオ)